労基署で解決できる課題は少ない
労働基準監督署に労働相談しても解決できなくて、お悩みではないでしょうか。
- パワーハラスメントを受けているのに、苦しみをわかってくれない。
- 不当に解雇されようとしているのに、止めてくれない。
- ブラック企業を取り締まってくれない。
- 有給休暇が取れる雰囲気じゃないのに、何もしてくれない。
ブラック企業が野放しの国・日本
あまりにもひどい経営者だったり、ブラック企業に苦しめられているからこそ、労働基準監督署に行こうと思ったに違いありません。しかし、実際に労働基準監督署に行った人に話を聞くと、「けんもほろろだった」「なんか冷たく感じた」という声が返ってきます。これはなぜでしょうか。
答えは簡単です。労働基準監督署は、労働基準法のような罰則付きの法律を取り締まる警察署だからです。基本的に、相談しに行く場所ではありません。犯罪行為を働く経営者を取り締まってもらうための機関です。
しかも、ブラック企業が行う悪質な行為は、労働基準法に違反しているとは限りません。たとえば、「能力が低い」という理由で不当解雇してきた場合、これを制約する法律は、罰則のない労働契約法です。したがって、労働基準監督署は「解雇予告を行って、きちんとした手続きは必要です」と言うだけで、それ以上、何もしません。
しかも、いまの政府は、経営者らの意向を受けた政治を行っています。法律は、少しずつ経営者にとって有利に書き換えられていっています。
まさに、いまの日本はモラルの低下した経営者にとっては、天国です。サービス残業もパワーハラスメントも、まだまだはびこっています。
労働組合のパワーを利用しよう
人手不足の労働基準監督署には限界があります。ですが、レインボーユニオンは、あなたも加入できる労働組合(ユニオン)です。加入したとき、あなたの抱える問題が絶対に解決できると保障はできませんが、しかし、一人で悩む必要はなくなります。あなたの悩みは着実に解決に一歩近づきます。相談は無料です。秘密も守ります。ぜひご相談ください。
レインボーユニオンでなぜ解決できるか
労働基準監督署は、労働条件の最低限を決める労働基準法等を刑事罰の強制力をもって守らせるための行政機関です。ですから、やれることには自ずと限界があります。個別紛争あっせん制度もありますが、会社は拒否することもできます。
しかし、レインボーユニオンなら違います。レインボーユニオンは、あなたも加入できる労働組合です。労働組合なので、会社と団体交渉できます。いままでは、上司に対して部下がお願いするだけでしたが、あなたが組合員になれば、労働組合と会社が対等の立場で協議することができます。会社は、この団体交渉を拒否することができません。こうして、労働条件を向上させる一歩が踏み出せます。
この法律で定める労働条件の基準は最低のものであるから、労働関係の当事者は、この基準を理由として労働条件を低下させてはならないことはもとより、その向上を図るように努めなければならない。
また、個人の立場で会社の悪事をチラシにして配布したら、営業妨害で訴えられかねませんが、レインボーユニオンは労働組合なので、そういう宣伝も合法的に可能です。
労働者と経営者には、力の差があります。だからこそ、労働者がみんなで力をあわせることで、対等にすることができます。あなたの不満は、あなただけのものではなく、同じ職場に働いている人も感じているに違いありません。
ふつう、労働組合というと、その会社の従業員だけが入れるものですが、レインボーユニオンは、会社内に労働組合がなかったり、あっても入れてもらえないパートやアルバイトなどの労働者のために当事者が運営している労働組合です。だから、あなたも加入できるし、あなたの味方になります。組合員は、みんなあなたのような当事者です。
そうやって活動していると、労働法が私たちを守るために不十分なことがあると気がつくでしょう。法律は、極めて政治的です。この社会をよくするためにどうするか、それぞれの立場で議論しますが、最終的には何が正しいのか探すことを中止して、数の力で決まります。労働組合は、労働者をいじめるような政治に対して抵抗し、労働法をよくするために引き上げる力を発揮します。
あなたが、レインボーユニオンに加入すると…
- 対等な立場で団体交渉ができます。会社は交渉を拒否できません。
- 宣伝なども可能です。
- 同じ立場の仲間ができます。一人でもんもんと悩まなくてすみます。
- 場合によっては、法律改正をはたらきかけて、働くルールをよりよくします。それによって、社会正義を実現します。
勝てる見込みはあるの?
Determine that the thing can and shall be done, and then we shall find the way.
(できると決断しなさい。方法などはあとから見つければいいのだ。)
心配なことがあるはずです。それは「そんなことをしたとしても、会社は強いし、勝てる見込みがあるの?」ということです。
正直言って、結果は約束できません。スポーツの勝敗を予測できないのと同じです。やってみなければわかりません。しかし、これだけは確実に言えます。たたかわなければ、勝つこともありません。たたかう方法は、いくらでもあります。いくらでも考えればいいのです。
リスクが心配
何か試してみようって時にはどうしたって危険がともなうんだ。
会社とたたかおうと考えても、大きなリスクを負う気がしてならないでしょう。何もしなければ、それ以上、何かを失うことはありません。あなたが我慢しさえすれば過ぎ去っていきます。しかし、本当にそれでよいのでしょうか。
何かを行おうとするとき、必ずリスクをともないます。しかし、私たちはできるだけそれを少なくすることができます。それが、労働組合です。一人で行うことは、大きなリスクをともないますが、みんなで行えば、それを減らすことができます。
あなたは、あなた自身といまいる仲間によって、リスクを減らしています。さらに、あなたが新しい仲間を誘うことによって、あなたとその仲間のリスクをもっと減らすことができます。
他の人からどう思われるか心配だけど
人がどう思うかは私には重要じゃないの。大事なのは自分が信じたとおりに行動すること。
他にも心配事はあるでしょう。会社と争ったとき、周りの人からどう思われるかなと。
いま困っているのは、あなたです。あなたの人生が左右されようとしています。あなたの人生を決定する権利は誰にあるでしょうか。他人は関係ありません。あなたの人生をどう生きるのか、あなたにしか決められません。
しかも、正しいのはどっちでしょうか。あなたの方です。正しいものを正しいと主張するのに、なんのためらいがあるでしょうか。
まずは、お気軽にご相談ください。相談内容が会社に漏れることはありません。
解決できた組合員の声
あなたと同じように悩みながら、レインボーユニオンに加入して問題を解決した組合員の声をご紹介します。
不当解雇を解決できた!
社長から疎まれ、不当に解雇されました。あらかじめ相談だけしてあった、レインボーユニオンに加入して団体交渉を始めました。会社側は、最初は譲りませんでしたが、宣伝をはじめたところ、しばらくして和解できました。
解雇されて泣き寝入りする人は大勢います。しかし、この方は、交渉もして、宣伝もして、自らの手で人生を変えたことで、人生をよりよく変える転機となりました。
サービス残業代を支払わせた!
給料には、固定残業代だけが支払われていました。どれだけ長い時間残業しても追加の残業代が払われず、疑問に思って、レインボーユニオンに相談。労働基準監督署への申告も活用しながら、追加で残業代を支払わせました。
ブラック企業によく見られる固定残業代を悪用されていたケースです。「なにかおかしいかもしれない」というちょっとした気づきを相談したことで解決できました。
この方たちは、特別な人ではありません。実際に行動へと一歩踏み出しただけのことです。また、団体交渉などで「自分はこんなに怒っているんだ」「こんなに不当な思いをさせられたんだ」と表現することによって、気持ちの整理がつき、次の人生をよりよくすることができています。
もしも労働基準監督署に相談していたら
レインボーユニオンではなく、労働基準監督署に相談していたらどうなったでしょうか。
労働基準法で禁止されている解雇は、労働災害で療養中であったり、産前産後休業に関するものです。それ以外の理由による解雇は、あなたがどんなに不当だと感じても、労働基準監督署が取り締まることはありません。
残業代不払いは、もちろん労働基準法に違反するので、労働基準監督署が指導します。しかし、改善させ、不払い分を支払わせるためには、証拠が必要となります。つまり、労働時間を証明するタイムカード、残業代がいくらか示す給料明細、残業代の計算方法を記した就業規則等です。これら証拠品は、たいがい会社が握っています。会社が素直にサービス残業があったことを認めればよいですが、そういう会社ばかりとは限りません。