にいがた青年ユニオンとは

にいがた青年ユニオンの活動は、あなたが加入のきっかけとなった事柄だけではありません。


にいがた青年ユニオンについて紹介します。

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にいがた青年ユニオンへ加入した(しようと思っている)あなたは、何かのきっかけがあったことでしょう。 いまの日本で、労働組合に加入する人の中には、初めてもらった給料明細で「労働組合費」が天引きされているのを見て、会社に入社したとたん自動的に労働組合に入っていることを知ったという人もいるのです。 しかし、きっとあなたはそうではありません。何かのトラブルや悩みがあって、どうしたらいいのだろうと探した結果、にいがた青年ユニオンを見付けたのではないでしょうか。 たしかに、にいがた青年ユニオンは、そのトラブルや悩みを解決するための組織です。しかし、それがすべてではありません。 ここでは、にいがた青年ユニオンとは、どんな活動を行う組織なのかご紹介します。

労働組合とは

簡単に、労働組合とはどういう組織かについても見ておきましょう。

もともとは同じ職種で腕のいい職人の同盟(ギルド)です。自分の技術を安く買いたたかれないように、あるいは、職人仲間の中で抜け駆けして安く売り出してしまうことを防ぐ組織です。しかし、機械化が進み、分業化が行われることによって、そのような腕のいい職人でなくても同じような製品ができるようになると、その産業で働く労働者も一緒に団体をつくるようになります。これが労働組合です。

しかし、このような労働組合は、できた当初、法律で禁止されました。「経済活動の自由」を邪魔するという理由です。それでも過酷な労働条件になればなるほど、労働組合はたたかいの激しさは増していきました。そして、法律そのものを変えさせて、基本的人権の一つ、「労働基本権」を確立するようになりました。

そのような経過から、労働組合は、同じ産業で働く労働者の労働条件の安売りを認めさせないことを目的とします。さらに、失業したときの生活の支え合いといった福利厚生、労働者に不利な法令を変えさせる政治運動、社会不安をまねいたり、戦争を防ぐための平和運動などを軸にして、労働組合活動は発展してきました。いまもそれは続いています。

したがって、現在は、個々の労働組合によって、どのような運動に重きを置いているかは、その労働組合の歴史によって異なります。加入したい(している)労働組合がどのような活動を重視しているか、ぜひ理解してください。

にいがた青年ユニオン設立の目的

にいがた青年ユニオンは、2008年6月に新潟県の若者が中心になって立ち上げた労働組合です。

労働組合としては、めずらしく若者が中心的に日常の運営をしています。特に、いまの若者は「努力しなかった自分が悪い」「競争で負けた自分が悪い」と自己責任論にとらわれていたり、また、自分たちが何かを改善するという経験を持ち合わせていません。泣き寝入りして会社を去ってしまったり、心身を壊して病気になるケースが多いのです。

そんな若者が、考えました。そもそも、仕事は、自分とその家族が豊かに生活するためのものです。しかし、長時間労働のあげく過労死したり、仕事を苦にして自ら命を絶つケースが増えています。これでは何のための仕事でしょうか。

また、労働者は奴隷ではありません。あくまでも労働者と使用者は対等平等の関係で労働契約を結び、労務を提供する代わりに賃金を受け取るというのが現代社会の姿です。しかし、サービス残業はそれを根本的に壊していますし、人間性を否定するパワーハラスメントも横行しています。

それに対抗して、労働者が力を合わせて労働条件を向上させ、人間の尊厳が守られる暮らしやすい社会を目指しているのが、にいがた青年ユニオンです。

しかし、なにせ若者です。組織をとりまとめるという経験は不足がちです。だからといっても、何もしなければ何もうみだされません。当事者による当事者の組織、自らの手で苦労しながら、自らの足で歩いていきたい。それが、にいがた青年ユニオンです。ですから、若者だけの力で何とかなるとは思っていません。若者だけの労働問題を解決すればよいとも思っていません。若者だって、いつかは中高年になり、高齢になります。家族も変化するでしょうし、体力や経験の量も変わっていくでしょう。仕事先で管理職になるかもしれませんし、起業する人だっています。そういった先々のことを考えつつ、いろいろな世代の人と、いろいろな立場の人と対話しながら、よりよい労働組合を目指しています。

労働条件の向上のために互いに支え合う組織

あなたは勤め先と契約を結んで働いています。月額いくら、勤務地はどこ、どんな仕事で、休みはいつ、勤務時間はいつなどの決まりは、労働条件と呼ばれます。

労働条件をよりよくしたいと思うのは当然です。年功序列で黙っていても賃金が年々上がる職場がないわけではありませんが、変化しなかったり、下げられたり、恣意的に変更されたりすることもしばしばです。むしろ、にいがた青年ユニオンに相談したいと思ったあなたの職場は、そうではないでしょうか。だからといって、労働条件を良くしてほしいと自分一人で社長と交渉する勇気は、普通の人にはありません。

そこで、にいがた青年ユニオンの登場です。労働組合法は、会社が労働組合と誠実に交渉しなければならない義務を負わせています。自分一人が社長とかけあって一蹴されることがあったとしても、にいがた青年ユニオンが会社と交渉するときは、互いに誠実に協議しなければならないのです。

あなたは、にいがた青年ユニオンの組合員として、会社との協議(「団体交渉」と言います)に出席してください。自分の勤め先との団体交渉はもちろん、他の組合員とその会社の団体交渉に出席することが可能です。

自分の労働条件を、他の組合員と比べてみてください。常識だと思っていたことが、非常識だったということもよくあることです。にいがた青年ユニオンは、いろいろな会社に勤めている組合員がいるので、実は取引先だったり、同業だったりすることもあるでしょう。そのとき、やっと自分の置かれている環境が見えてきます。

団体交渉では、やはり自分一人では心細いものです。にいがた青年ユニオンに加入しようと同僚を誘ってみましょう。そのためには、やはりあなたが体感し、あなたの言葉で語ってください。何人もの従業員が交渉すれば、会社にとってもメリットが大きくなります。要求も通りやすくなるでしょう。そのとき、にいがた青年ユニオンの本当の力がわかるでしょう。社長相手に対等な協議ができる力をまず体感してください。

セーフティーネットとしての組織

年功序列、終身雇用制が壊れ、「クビになった」「家賃が払えずホームレスになった」という話は、次に誰にふりかかるかわからない状態です。

にいがた青年ユニオンは、どんな働き方であっても、どんな家族構成であっても、だれもが安心して暮らせる社会であってほしいと考えています。ですから、生活していくうえでのトラブルを解決するためのサポートを行います。たとえば、就職活動の支援、税金の滞納に対する対応の相談、生活保護申請への同行、多重債務の整理、心身の健康に関する相談です。誰もが、このような相談を持ちかける状況になりたいとは思わないでしょうが、もしものときは、遠慮なく他の組合員に相談しましょう。

組合員どうしは、絶対に秘密を守ることにしています。だから、絶対に安心です。

みんなで解決策を探って、制度を活用したり、制度改善や制度を作る提言を行っていきます。

自分の力を発揮して、自分の問題も仲間の問題も解決する組織

にいがた青年ユニオンに対する誤解があるかもしれませんので、まずその誤解を解いておきましょう。

にいがた青年ユニオンは、行政機関ではありません。労働基準監督署のように違法な行為をしている会社に是正指導したり、処罰ができるわけではありません。会社相手に何かを強要することはできません。

また、弁護士のように代理人になるわけではありません。金銭を受け取り、あなたに代わって、あなたの依頼を引き受けるのではありません。

当然、あなたが会社や他人に抱いている個人的な恨み辛みを晴らすための組織でもありません。

にいがた青年ユニオンは、人間らしい生活ができるように、他の組合員の苦しみを理解して支え合い、協力しあいながら、あなた自身の力を100%発揮させる自助組織です。

仲間の力を借りれば、あなたの力を発揮したとき、トラブルは解決できるはずです。また、あなたの協力なしには仲間のトラブルを解決することができません。当事者の苦しさは、当事者になってみなければわからないこともたくさんあります。当事者だからこそ、がんばれることがあります。にいがた青年ユニオンという場で、ぜひ、みんなのためにあなたの力を活かしてください。


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