相談員としての心得

あなたは相談する側だったからこそ、相談する人の苦しみもわかるはずです。


相談を受けるときに気をつけることをご紹介します。

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労働組合の「相談員」というと、労働に関する法律のことをよく知っていればいいと思いがちです。 しかし、にいがた青年ユニオンでは、そんなことはありません。むしろ、法律を知らないあなただからこそ相談員にふさわしいときもあります。 にいがた青年ユニオンの相談員に必要なことは、相談者の話をよく聞き、相談者の身になって考え、相談者に寄り添う姿勢です。 にいがた青年ユニオンの相談者は、仕事も不安定、生活も不安定、心も不安定です。 このとき、最も必要なことは、相談者が自身の人生に自信を持ち、相談して安心できることであり、人間として自由をとりもどす手助けをすることです。

あなたに「相談員」を求める理由

組合員みんなが「助けてほしい」と言ったらどうなるでしょう。問題が解決しませんね。つまり、お互いに手助けし、手助けされる関係でなくてはなりません。つまり、必然的にあなたは相談員にもならなくてはならないのです。全国の労働局には年100万件の相談が寄せられています。それ以上に多数の労働者がトラブルを抱えているわけです。

そもそも、先に述べた相談員に必要な姿勢は、自分のトラブルを解決するときにも必要な資質です。トラブルには相手がつきものです。相手が社会的にあまりにひどいことを行っていて、打ち負かさなければならないのならばともかく、相手と和解して初めてトラブルは解消します。つまり、トラブル相手といずれは仲直りすることを目的とするのです。そのためには、相手の事情を聞き、相手の立場になって考え、相手にも自分にもよりよい選択は何なのか共に考えることが大事です。

「自分が他人の悩みなど解決できるのだろうか」とハードルを高く感じる人もいるでしょう。

安心してください。「解決」するのではありません。「共に考え、行動する」だけでよいのです。問題を解決できるのは本人以外にあり得ないのです。

相談員に求められること

ノウハウは勉強すれば誰にでもできるようになるのですが、相談員にとって大切なことは、どんな場合でも「救ってあげる」と思わないことです。その理由は、第一に問題を抱えた人を助けるのではなく、その人の自立を助けることが目的だからです。第二に、救ってあげる、救われるという上下の関係ではないからです。

ノウハウの学習は、書籍などを読んで勉強することは得策ではありません。まずはそれをわかる人の横で、その人が何をしているか、実際に体験し、まねすることです。それを繰り返していくときに、自分なりのアレンジを加えていくといいでしょう。そして、失敗を恐れてはいけません。何もしないことが、一番の失敗です。

また、相談者は、それぞれの人生を歩んできました。決して自分と同じではありません。どんな人生にも、それだけの理由があり、それだけの重みがあるはずです。自分の人生観や価値観と違うからといって、否定することは絶対にできません。 いまの時点から未来をどうするか、相談者と一緒に考えることが必要です。

気をつけるポイント11つ

  1. 第一印象がよい
  2. 信頼されるふるまい
  3. 正しく判断する
  4. 多くの人を関わらせる
  5. 話をじっくり聞く
  6. 約束を守る
  7. 自分で調べて、勉強する
  8. パニックに陥らない
  9. 想像力が豊か
  10. 几帳面に記録する
  11. 規則正しく生活する

仲間を増やす重要性

労働組合は力関係のアンバランスを正す

そもそも、職場のトラブルは、使用者が正しく力を使っていないことが原因です。クビをちらつかせる、労働者の中で対立を煽るなど、やり方はさまざまですが、まっとうな方法ではありません。それを止めるには、労使のパワーバランスを変えるしかありません。

行政機関による指導は、法律の最低限を守らせるだけで、しかも一時的です。問題は根本から解決しません。

要求実現には組織拡大が欠かせない

労働組合は、労働条件について経営者と対等に交渉することが可能です。しかし、経営者は交渉事項をすべてこちらの言うとおりにする義務はありません。数が少なければ、「それは、労働者全体の意見ではない」と言ってくるかもしれません。そのため、できるだけ多くの労働者が労働組合に加入していることが大切です。

つまり、組織拡大は、要求が実現するかどうかに関わってきます。

そう難しく考えないでください。もし、あなたの職場にもう一人、組合員がいたらどうなるでしょうか。

  1. 悩みを共有できます。
  2. 何かあったときに助け合えます。
  3. 目が行き届くので、会社の動きを広く見渡せるようになり、予測しやすくなります。
  4. 会社に対する影響力が強まります。

みんなの要求をかなえようとするかどうか

労働組合に加入すれば、自分たちの要求がかなうと感じたとき、労働者はその労働組合に加入します。たたかわない、何もしない、そんな労働組合に用はありません。

日常的に活動する姿こそ、魅力の一つになります。

要求のくみ上げが大事

加入を訴えるときは、要求を引き出すことを最重点にします。それができたら、実現のために加入の必要性を訴えます。

上司の分析も欠かさずに

あなたの上司はどんなタイプですか。

職場の上司はどんなやり方で職場を支配しているでしょうか。その分析も忘れずに行っておきましょう。それによって対処方法が異なります。

労働組合をつくろう

労働組合の結成は、次のような順序で進めます。

  1. 対象者に会って、要求の掘り起こしをする
  2. 有志で結成準備会を発足させながら、要求の集約、検討を行う。規約案を作成したり、役員候補者を選任する。
  3. 加入を呼びかける。
  4. 結成大会の準備をする。
  5. 結成大会を開く。規約、役員を決定する。要求を決める。
  6. 組合結成通知と要求を提出する。
  7. 団体交渉を行う。

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