休憩を取らせてくれない

こんなご相談です。

このたび転職して、営業職になりました。しかし、休憩を取らせてもらったことがありません。転職したばかりなので、どうしようかと悩んでいます。

休憩は必要

労働時間が6時間を超えるときは途中に45分、8時間を超えるときは途中に1時間の休憩が必要です。これは、労働基準法で定めていますから、使用者は、必ず守らなければなりません。

タイムカードがあっても、途中の休憩の時刻まで記録していないケースがあるので、途中休憩を与えるように会社にちゃんと主張しましょう。主張しないと、働いているのに休憩を取っていると記録されますから、サービス残業にもなります。

上司に言う、労働基準監督署に言う、労働組合に加入する

休憩を与えるように言うには、順番にしてみましょう。

まず、上司に言いましょう。直接の上司から始めて、次はその上の上司にというふうにです。休憩を与えなければいけないことは、大概の人が知っています。「休憩は与えられない」と言われたら、記録しておきましょう。

次は、労働基準監督署です。労働基準監督署は、労働基準法に違反することを取り締まってくれます。お住まいの近くの労働基準監督署へ行って相談してみましょう。その際、だれが休憩をあたえないと言ったのか、はっきりさせておけばいいでしょう。

それと同時に、労働組合に加入して解決に当たりましょう。労働基準監督署は、警察と同じです。これまでの法違反を取り締まってくれますが、会社での人間関係やその後のことまでは保証してくれません。そのため、労働組合に加入して、集団的に問題を解決しましょう。

私たちレインボーユニオンは、労働組合です。各地域で活動する労働組合が全国各地にあります。そうした労働組合に加入しましょう。