休むと迷惑をかけるときどうしたら

こんなご相談です。

忙しい職場で、私がいないと回りません。しかし、どうしてもしばらく休まなければならなくなりました。職場に迷惑をかけたくないので、辞めようかと思っています。今後の生活は心配ですが。どうしたものでしょうか。

辞めずにまず休む

家族の都合、健康上の問題など、ライフスタイルを急に変えなければならないことはあるでしょう。しかし、だからといって、すぐ辞めるのではなく、まず休んでみましょう。職場には、事情を話して、休暇の制度が使えるなら使えばよいでしょう。

多忙は使用者のせい

自分がいないと職場が回らない、辞めたら同僚が大変になるから辞められないなど、こうした相談を受けることがあります。

個人事業主ならば、仕事の1から10まで自分が計画し、材料と器具を調達し、納期までに作業を行わなければなりません。

この人が労働者を雇い、指揮命令することにより、作業の一部を行わせると事業主になります。この場合、作業の計画や納期までに作業を終わらせることは、事業主の責任です。

多くの労働者を雇う場合、指揮命令権を一部の労働者に移譲し、他の労働者を使うことがあっても、それでも作業の計画や納期までに作業を終わらせることは、事業主の責任です。それゆえに、儲かれば儲かるほど役員報酬は増えます。

職場が回らないのは、あなたのせいではありません。計画に無理を生じさせている事業主の責任です。労働契約の業務内容の欄には、経営者と同等の人事権は与えられていないでしょうし、賃金もそこまでのものは与えられていないでしょう。

解決のかぎはユニオン

労働者は有給休暇を取ることができます。それも、いつでも、何日でもです。しかし、自由に取れるような人員配置をしている職場は少ないでしょう。それは経営者が人件費を削っているからです。

人員増をお願いしても、増やしてくれないから、職場が回りません。賃金が低いから、あるいは昇給しないから魅力がなくて辞めやすい職場になっています。

これに対しては、ユニオンに加入して交渉するしかありません。

レインボーユニオンは、そうした労働組合です。同じ悩みを抱えている人と一緒に相談してください。私たちならメールやLINEから相談ができます。