ずっと真面目に働いてきたのに、ある日突然、「あなたを解雇します」と言われたら、あなたはどうしますか。頭が真っ白になったり、どうしてクビにされるのか、今後の生活はどうしようなど、さまざまな思いが巡るのではないでしょうか。
上司から「あなたを30日後に解雇します」と言って、解雇予告通知書を受け取りました。そこには、身に覚えのない理由が書かれていました。どうしたらいいでしょうか。
解雇が不当であると訴える
解雇は、使用者が一方的に労働契約を打ち切りますが、他の契約とは異なり、労働者の生活がとたんに崩れます。そのため、解雇は簡単にはできません。
もし、口頭で解雇予告してきた場合は、理由を明確にして文書にするよう求めましょう。
そして、その理由は解雇をするのに当たらないと主張しましょう。
自ら辞めない
解雇と言われたことがショック、解雇と言われたからには気まずいといった理由から、自ら辞める人もいます。しかし、その場合でも、その後の生活が心配になるので、会社都合になるのかどうかが気になったりします。
会社は、それは最初から織り込み済みです。
会社から辞めろと言えば、辞める人の方が多いので、言ったもん勝ちだと思っています。
ですから、絶対に辞めると言ってはなりません。抵抗するだけで会社側は計算からずれることになります。
そうはいっても心細い
そうはいっても心細い、気まずい。
ところで、それは何故でしょうか。
それは、職場に仲間がいないからです。この場合、仲間というのは、「この人をクビにするのは間違っている」と会社と対決姿勢を打ち出してくれる人のことです。
そういう人がいればラッキーですが、そういう人のいないときは、労働組合に入りましょう。労働組合と言っても、会社の中になくても、外にあります。たとえば、私たちレインボーユニオンは、そうした労働組合の一つで、いろいろな会社の労働者が集まって結成している労働組合です。必ず、あなたのお住まいの近くにもありますから、検索してみましょう。
そういう仲間がいれば、会社と対等な話し合いができます。
対等な話し合いにびっくりするでしょう
いままでは、上司と部下でした。ですが、労働組合に入ると違います。
労働組合は、会社と同格の団体です。つまり、社長と対等な立場での交渉です。もしかしたら、そういう立場の人とほとんど話をしたことのない人もいるのではないでしょうか。でも労働組合ならそれが可能です。私たちの組合員になった人も、そのことには驚きます。
解雇は、簡単にはできません。
そのことを中心にして、交渉を行います。辞めろといったもん勝ちだと思っていた会社は、それだけで負けたようなものです。
解雇を撤回させたら、職場に戻りましょう。労働組合の仲間がいます。仮に会社が何かしてきても、また同じように跳ね返すことができます。その姿を見ている周りの労働者は、労働組合の力が目に見える形になります。
不当な解雇を告げられたそんなとき
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