
「会社の飲み会に残業代は出るんですか?」
という話題が、よくネット上で記事になっています。
そうすると、業務命令とはなんぞやとかそういう話になっています。
大事なことはそこではありません。
あなたがそう言いたいとき、同僚がそう言い出したとき、そんなときは続きをお読みください。
法律的に残業代が出るかどうかは聞いていない
飲み会に残業代が出るんですかと言う人は、本当はそんなことは考えていませんでした。行き着く先として、そこに至っただけです。
なぜ、勤務時間外なのに、上司や同僚と飲み会をしなければならないのかという憤りや疑問から始まっています。
原因は2つです。
1つ目は、勤務時間外にやるべきことがある。
2つ目は、同僚や社員といっしょに過ごしたくない。
ここです。
勤務時間ではない時間は、自分が自由に使える時間です。家族のために使いたい人もいるでしょうし、明日に備えてきちんと休息したい人もいます。また、趣味や推し活をやりたいという人もいます。深夜アニメをリアタイしたい人もいます。
その比率が高ければ高いほど、勤務時間外なのに会社の延長線上につきあわされることが嫌になります。
このことについては、周囲に理解させるために、理由をオープンにしておくといった方法があります。ああ、あの人はこういう都合があるから、飲み会に付き合うことができないのだなと思えば、無理やり押し付けてくることは減るでしょう。
深夜アニメをリアタイしてるというのを言いづらいということはあるかもしれません。ですが、同志はどこにでもいるものです。グッズをカバンにつけておくとかするだけでもいいかもしれません。
上司や同僚と一緒に過ごしたくない人は、そもそも勤務時間内もそうではないでしょうか。
人手不足で忙しい、残業代すら払わないブラック企業だ、評価が公平でなく人間関係がギスギスしている、会社の内部の雰囲気が良くないなど、あげればきりがありません。
こうしたことは、労働条件が向上すると、ある程度まで改善できるはずです。
もちろん、人間ですからどうやっても嫌いな人はいるものですが、社員全員と反りが合わないというのは、そうそうないものです。ひとりふたりは、我慢してやってください。相手も同じことを考えているはずですから。
結局のところ、飲み会で残業代をという話は、人間関係というところに行き着きます。そして、その裏側には労働条件への不満が関係しているのです。
労働条件を改善させるためには、労働組合に加入するなり、作るなりして活動することです。
レインボーユニオンは、地域で活動している労働組合ですので、会社ごとに作られるものではありません。新潟を中心に活動しているので、新潟付近にお住まいであれば加入できますし、遠くの方でも、同じような個人加盟型の労働組合はあるものです。
ぜひご相談ください。
飲み会に残業代は出るのか
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