人手不足感が出てきました。こういう時になると特に退職届を出したときに怒鳴ってくる上司がいます。
会社を辞めようと思い、辞表を出したところ、上司が怒鳴ってきました。いまやっている仕事の管理を誰がやるのかと言うのです。これはパワハラではないでしょうか。
会社を辞めることは自由
私たちには、転職する自由があります。雇用期間の条件によって異なりますが、それほど長く縛りつけられたりはしません。
今回のように辞表を出すことは、ままある風景です。
確かに、上司も困惑したかもしれません。ですが、それは優しく聞き返せばよいのであって、怒鳴りつけることは許されません。まさに、パワーハラスメントです。
上司になんと言われようとも、会社を辞めたいのであれば、いつでも辞めることができます。そして、それは怒鳴られたことによって、なお強く思うようになったことでしょう。
そもそも労働者を辞めさせたくなければ、十分な労働条件を労働者に提示しておけばよいのですし、また、ある人が急に辞めたとしても事業が止まらないようにするため、普段から次の人に引き継ぎができるように計画しておくべきです。
パワハラを指摘して謝罪させる
怒鳴り返されて、びっくりしたかもしれませんが、パワハラであることを指摘して謝罪させましょう。
もともと辞める覚悟ができているこの場合、躊躇することはありません。
あれやこれや理屈をつけるかもしれませんが、社内で怒鳴り付けたことを繰り返し指摘してみてください。
引き継ぎは相談する
年次有給休暇の残りはないでしょうか。もし残り日数があるなら、退職日までに消化しましょう。
上司は、引き継ぎができるかどうか気にしています。
こちらの気持ちがおさまるのであれば、少し無理をして協力してあげてもいいし、収まりがつかないのであれば、有給休暇を全部消化した上で仕事をすべき範囲内で引き継ぎしたらよいでしょう。
どうしても解決できないときはユニオン
どうせ退職すると思えば、ここまでのことは容易にできます。
ただ、中には逆ギレしてくる上司がいます。
例えば有給休暇を使わせない、最後の給料を払わないといった嫌がらせです。
有給休暇を使わせないと言われれば、なお、いつそう引き継ぎをしたくなくなると思いますが、有給休暇の届けを出して無理にでも休んでください。
有給休暇は休む権利です。買取を強制することができません。
最終月の賃金を支払わないという嫌がらせについては、支払いの期日を過ぎたら、すぐに労働基準監督署に申告することをおすすめします。
また、中には銀行振込でなく、手渡しで渡すと言ってくる会社もありますが、基本的な対処方法は同じです。
世の中には、ブラック企業があちらこちらにあります。なぜブラック企業がブラック企業であり続けられるかといえば、労働者が従順だからです。
会社の無法を見逃さないためには、労働者は労働組合に団結する必要があります。
労働組合といっても、会社ごとにあるものだけではありません。私たちレインボーユニオンのように、個人で加入できる地域の労働組合があります。全国どこでもありますので、検索して探してみてください。
退職届を出したら怒鳴られた
この記事が気に入ったらいいね!しよう
にいがた青年ユニオンの最新ニュース情報をお届けします
Rainbow_Unionさんをフォロー
Xでも最新ニュース情報をお届けしています。
LINE公式から相談できます。