退職したいのに辞めさせてくれない。そんな相談が増えています。にいがた青年ユニオンは、あなたと一緒にそうした労働問題の解決に当たります。
辞めさせてくれない
労働者は、基本的にいつでも辞めることができます。
雇用契約のうち、期間の定めのない契約(無期雇用契約)なら、民法上は2週間前に退職の意思を伝えればいいのです。就業規則などで退職は1ヶ月前に伝えることなどと決められていることもあります。
期間の定めがある契約(有期雇用契約)なら、基本的にその期間の定めも労働条件の一つなので、その終期で退職することを伝えればいいことになります。ただ、健康がすぐれないなど、どうしても辞めなければならない理由があるケースでは、会社にそう伝えて期間途中で退職させてもらう方法があります。
未払い残業代もありそう
自らすすんで退職したくなるような職場は、労務管理がずさんなことが多く、たとえば、労働時間の管理は適切に行われていたでしょうか。
タイムカードがあっても、1日の労働時間を15分単位で丸めることは違法です。
始業前の準備、終業後の後片付けは、もちろん労働時間です。
こうした分の賃金を受け取っていなかったとすれば、不払い残業代があるのではないでしょうか。積み重なるとかなりの金額になるので、忘れずに請求しましょう。後で述べるように、ユニオンに加入して団体交渉の中で解決する方法があります。
有給休暇は消化できたか
有給休暇を取得したことがあるでしょうか。正社員はもちろん、パートやアルバイト、学生バイトでも有給休暇はあります。
有給休暇の日数は、入社日と労働時間によって決まります。まず残りの日数を確認しましょう。
せっかくなので退職前に有給休暇を全部使ってしまいたいと思うでしょう。ただ、会社の中には「引継ぎがあるから有給休暇は認められない」と言ってくるケースもあります。もちろん、そんなことは許されません。有給休暇の利用目的は、法律上決められていません。これは、有給休暇をどのように利用するかは、使用者とは関係なく、労働者の自由だからです。
なお、退職に際して、引き継ぎのため有給休暇を完全に消化できないというケースもあるでしょう。本来、有給休暇の買い上げは違法です。しかし、退職までに消化しきれなかった有給休暇の買い上げは違法とはなりません。もちろん、使用者の義務ではありませんが、引き継ぎがどうしても必要だというのなら、消化しきれない有給休暇については会社側と話し合い、買い上げてもらうことも考えられます。
これも、ユニオンに加入して団体交渉の中で解決する方法があります。
最後の賃金はきちんと支払われるか
退職でトラブルと、会社によっては最後の賃金を支払おうとしない、減給して支払おうとする、手渡しにするから取りに来いなどと言い始めるところがあります。
もちろん、これらは労働者に泣き寝入りさせようとしていることで、許されることではありません。きちんと請求して、自分の働いた分は取り戻しましょう。
ユニオンに加入して解決しよう
退職を願い出たときに、何も起きない保証のない会社もあります。そうしたときに、ユニオンは会社と直接交渉できます。
賃金の精算、有給休暇の取得、セクハラ・パワハラなどの労働問題もいっしょに解決することができます。
にいがた青年ユニオンは、労働組合(ユニオン)です。正社員でも給料が低い、パートで収入が少ない、派遣でいつまで働けるかわからない、職場でいじめられる、個人事業主扱いされる、失業していて生活が苦しいなど、労働者なら、どの会社に勤めていても、誰でも加入できます。
退職したい!労働相談の問題解決なら
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