こんなご相談です。
仕事のことで社長と口論になってしまい、「それなら辞めろ」と言われ、解雇されてしまいました。仕事のことで口論になっただけなので納得いきません。なんとか謝らせたいのですがどうしたらいいでしょうか。
「謝らせる」とは何か
謝ってほしい。
よくあるご相談の内容です。なぜなら、理不尽な扱いを受けたと考えているからです。ただ、相手は謝ろうとはしません。自分のミスを認めることになり、あれこれ要求されるきっかけになるためです。
そこで、謝らせたいのであれば、解雇されたことが不当であることを認めさせることになります。
解雇不当を認めさせるには
真っ先に労働基準監督署を思い浮かべるかもしれません。しかし、解雇が不当かどうかは、労働基準法ではなく、労働契約法になりますから、労働基準監督署は直接タッチできません。
そうなると、弁護士に相談して最終的に裁判を起こすか、労働組合(ユニオン)に加入して団体交渉からスタートするかです。
ユニオンは、企業の枠を超えてつくられている労働組合です。お住まいの地域にもあるはずなので検索してみてください。にいがた青年ユニオンもそうした労働組合の一つです。
ユニオンの場合は、要求書を会社に提出して、団体交渉を申し入れます。団体交渉そのものを会社は拒否できません。交渉は互いに誠実に応じる必要があります。
交渉がうまくいかなくても、宣伝するなどの方法が採れます。そうした圧力を加えながら解決を目指します。
謝ってもらいたいという気持ちの整理を
解決に動いたとしても、みんながみんな同じ結論にたどり着くわけではありません。
解雇を撤回させるケースもあれば、金銭和解になることもあるでしょう。いまのところ解決できなかったということもあります。
大切なことは、その結論に至るまでのプロセスです。
ひとりで解決に当たると、自分で自分のことを評価してあげる必要があります。いろいろな人といっしょに取り組むと、周囲の人が評価してくれます。人によって経過や結論をどう捉えるか、まちまちですが、それをどう評価するかは、間違いなくあなた次第です。
それをふまえて、あなたの気持ちの整理をはかってみてください。
突然解雇された!なんとか謝らせたい!
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