目の敵にされカメラで監視される

このようなご相談です。

社長から目の敵にされています。私の席の後ろに監視カメラをつけ始めました。どうしたらいいでしょうか。

監視カメラは何のためか

街中でもたくさん見かけますが、不必要なところにある監視カメラは、気持ちの悪いものです。

まず、社内に監視カメラがあることそのものは問題ありません。更衣室やトイレは別にして、労働者の私的な時間と空間ではありませんし、会社が職場が管理するためだと考えられるからです。

具体的には、盗難を防いだり、業務の効率化を図るためなどが考えられます。

しかし、意味もなく特定のひとりを狙い撃ちにするとなると話は別で、パワハラです。

そこにある監視カメラは何のためか、問いただしましょう。

ユニオンで交渉しよう

これを解決するためには、原因を根元から断ち切る必要があります。

まず、地域で活動しているユニオンに相談しましょう。ユニオンとは労働組合で、あなたが加入して組合員になれば、会社と対等な立場で交渉できるようになります。これを団体交渉権と言い、会社は交渉そのものを拒否することができなくなります。

団体交渉では、あなたがなぜこんな仕打ちを受けなければならないか、どんなふうに怒り、悲しんできたか、それをバネにして話を進めましょう。周囲の組合員は、それを応援します。

監視カメラは不要であること、逆に設置すれば萎縮して業務効率が落ちることなど主張しましょう。

あなたが目の敵にされて、そのままにしておけば、次第に職場から心が離れていき、退職するでしょう。そのときは、また新しい人が目の敵にされています。

しかし、ユニオンに加入して、一歩を踏み出せれば、それを変えることができます。

繰り返しますが、大事なことは、あなたの怒りをスタートラインにすることです。

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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