「労働時間は1分単位で計算」とこれだけ言われておきながら、いまだに15分単位、30分単位で計算する会社があります。
うちの会社は残業を30分単位でしか認めてくれません。タイムカードも正しく打刻されますが、帳簿では30分単位になります。
労働時間は1分単位で計算しなければなりません。賃金の計算上、15分単位、30分単位で切り捨てることは許されません(15分、30分単位に常に切り上げていくなら問題はありませんが)。
残業について、上司が認めるかどうか許可を与える形を取っている会社もありますが、問題は、そのためにサービス残業が隠されていないかどうかです。たとえば、残業の許可が出ないのなら、今の仕事を途中で放置して帰宅しても問題ないかどうかです。仕事が終わらなくても、それは残業を許可しない上司の責任です。一度やってみましょう。それなのに、仕事が遅いなどと文句を言ってくるなら、止むを得ないが残業を命令してくれと言い返すことができます。
30分単位で残業を切り捨てている場合、残業代を請求することと、労働時間を正しく把握する義務を果たさせることの両方をすることが必要です。これは個人でできますが、実際に効果的なのは、労働組合を通じて、みんなで解決することです。
あなたが30分単位の残業代しか受け取っていない場合、同じ職場の人もその悩みを抱えています。中には、違法であるとわかっていても怖くて言い出せない人もいるでしょう。
労働組合は、その恐怖に打ち勝ちます。
会社の中に労働組合がなくても大丈夫。私たちのような地域ユニオンは全国どこにでもあります。そこに加入しましょう。
労働組合に加入すると、要求をまとめ、仲間を募り、会社と交渉することができます。
個人で行うと、もしかしたらいじめられるかもしれません。もちろん、いじめるほうが悪いのですが、いじめられると想像すると怖いものです。
労働組合なら解決できます。みんなで団結して行動するので、会社はみんなをいじめることができないのです。
一人だけ得をしようとしたり、一人に不利益を押し付けようとしてはなりません。
労働組合は、会社による恐怖の支配を打ち砕き、労働者が働きやすい職場を作るための砦です。
残業が30分単位でしか認めてくれないときはどうしたら
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