こんなご相談です。
学生です。テスト期間はアルバイトを禁止されています。そのことは伝えてあるのですが、「それではシフトが組めないので困る」といわれ、無理矢理シフトに入れられました。どうしたらいいでしょうか。
学業とアルバイトの両立を
学生アルバイトの多い業界では、労働条件の明示が適切になされていない、準備や後片付けの時間に賃金が支払われない、採用時に合意した以上のシフトを入れられる、試験期間にシフトを入れられるというような問題がありました。
そこで、厚生労働省と文部科学省は、そのようなことがないように関係団体に要請しています。
労働法を遵守すること、学業との両立を図ることという当たり前の要請内容です。
交渉しよう
学生バイトを酷使しないように交渉しましょう。
具体的には、労働局に相談する、弁護士に相談する、労働組合に相談するのいずれかから始めましょう。
労働局や労働基準監督署には、総合労働相談コーナーがあります。
まず、「アルバイトを始める前に知っておきたい7つのポイント」を確認してください。どんな問題があるか整理することができます。
次に、近くの労働局か労働基準監督署に相談に行きましょう。役所ですので、無料で相談できます。
弁護士に相談するケースも考えられます。市町村などが実施している弁護士相談もありますし、法テラスに連絡してみてもいいでしょう。
労働組合は、労働者が自主的に運営する団体です。会社に労働組合がなくても、地域で活動している労働組合(ユニオン)もあります。にいがた青年ユニオンもその一つです。組合員となって解決するには、組合費が発生しますが、相談だけならたいがい無料ですし、組合費も少額です。組合員になれば、会社と団体交渉できます。
そのまま言いなりにならないで
大切なことは、そのまま言いなりにならないということです。
学業との両立が図れないことはもちろんですが、不当なことに対して泣き寝入りすることしかできなかったという経験は、人生においてマイナスです。周囲の応援をもらいながら、自分が行動して解決に至ることは、自信に繋がります。
パワハラが伴うこともあります。それを受け続けてしまうと、精神疾患にかかることもあります。健康まで損なってしまっては大変なことになります。
まわりのアルバイトの人が親の力を借りて辞めたこともあるそうですが、それも一つの解決です。
退職は、基本的に自由にできます。無理矢理働かせるというような状態であれば、なおさらです。退職する日を指定して、退職届を出してください。引き留めに応じる必要もなければ、その後にシフトが無理矢理入れられようと、出勤する必要はありません。
いろいろな方法が採れます。今の状況をがまんして受け入れないようにしてください。
学生バイトなのにテスト期間にまで働かせるどうしたら
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