こんなご相談です。
先日、上司に呼び出されて、「これはおまえのミスだ」と怒鳴られました。しかし、身に覚えがありません。そうしたら、「帰れ」「辞めろ」と言われて帰宅させられました。夜も眠れない状態です。
にいがた青年ユニオンは、労働組合です。会社に労働組合がない、そうした会社では、労使関係のバランスが崩れていて、使用者の横暴が目立つことがあります。
こうした出来事も、その一つです。
パワーハラスメント
上司は、仕事上のミスだと思っていたとしても、それを確認もせず度を過ぎて怒鳴りつける行為は、ただのパワーハラスメントです。
仮に仕事上のミスがあった場合、怒ることは必要です。しかし、その態様が問題です。
パワハラとは、職場において強い立場の人が弱い立場の人に業務の適正な範囲を超えて精神的、身体的な苦痛を与えることです。上司が部下を強く叱責するのは、まさにこれに当てはまります。
きちんと聞き取りをして、なぜミスが生じるのか、そのミスをどうしたらなくせるのかという使用者としての当然の姿勢をもっていたならば、そのような上司の行動は生まれないはずです。
しかも、今回の場合、本人は身に覚えのない出来事で反論の余地も与えないというのですから、なおのことです。
「帰れ」「辞めろ」には負けない
帰れと言われても、基本的には就労を求めましょう。何の落ち度もないのですから、帰る必要はありません。
しかし、あまりにもひどい場合は身を守るために帰宅する方法もあります。この場合、賃金は全額請求すべきです。会社の命令で帰宅したからです。
もし、賃金の支払いをしなかったら、労働基準監督署に申告する方法が考えられます。
また、「辞めろ」と言われても、不当な要求です。受け入れる必要はありません。
こうした対応をするためには、上司との間に何があったのかメモをしましょう。
たとえば、こんなふうにです:
2020年5月7日(木)9:00ごろ、○○上司から呼び出し。会議室に二人きりになって椅子に座った。○○上司は椅子に座った途端、私が担当している○○の業務をさして、「これはおまえのミスだ」と一方的に怒鳴ってきた。私の仕事ではなかったが反論する暇もなく、○○上司は怒鳴り続けて、ついには机を叩き始めた。そして「もう帰れ」「明日まで出社しなくていい」「その後どうしたいか考えておけ」と吐き捨てるように言った。恫喝されたことがあまりにも怖くて、反論できずじまいだった。そのまま、荷物をまとめさせられて9:50ごろに退社させられた。
後で思い出すのはきつい作業です。できるだけ記憶が新しいうちに詳細に書き出してください。
ここまで準備できれば対抗できます。しかし、ひとりで抗しきれない場合は、労働組合に加入しましょう。
労災の可能性
突然のことでびっくりしたのではないでしょうか。
夜も眠れない状態が続くようなら、精神科等の病院を受診しましょう。眠れなくなったり、食欲がなくなったりは、心身の不調の兆しです。精神科では、眠れるようにしたり、食欲が出るような薬を処方してくれます。
また、こうした不調は、業務中に起きたので労働災害になる可能性があります。労災申請をしましょう。労災の申請用紙は、ホームページからダウンロードするか労働基準監督署でもらいましょう。病院に診断を書いてもらった後、通常であれば会社の証明をもらいますが、会社が証明を拒否したら、拒否された旨書いて、労基署に提出すればだいじょうぶです。
仮に療養が長引くようなら、傷病手当金を利用する方法も考えられます。
労働組合の仲間に
上司に怒鳴られて悩み始めると、孤立感に襲われます。職場で仲間になってくれるような人はいるでしょうか。
もし、職場に仲間がいないと、解決する道のりは厳しいものになります。労働基準監督署や病院では、仲間がいません。弁護士に相談するにしても、やはり同じような労働者の仲間はいません。
パワーハラスメントを解決するには、一緒にたたかう仲間が必要です。職場に労働組合がない場合は、会社の枠組みを超えて作られる労働組合(ユニオン)に相談しましょう。同じように苦しんでいる労働者もいるでしょう。そうした労働者と一緒に職場を改善しましょう。
パワハラは、職場環境を悪化させます。仕事の効率も落とします。会社にとっていいことは一つもないはずです。
労働組合は会社と団体交渉できますから、交渉の場で上司の姿勢を改めさせましょう。
にいがた青年ユニオンは、労働組合です。会社に労働組合がなくても、会社の枠を超えて作られている労働組合なので、労働者なら誰でも加入することができます。相談は無料、秘密は厳守します。まずはお気軽にご相談ください。
呼び出されて恫喝…それパワハラ
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