パワハラで休職中なのに連絡よこせとうるさい

パワーハラスメントが認識され、対策も講じられているのに、まだまだなくなりません。

上司からのパワハラが原因で休職中です。傷病手当金の手続きはちゃんとやってくれないのに、社会保険料だけは払えとうるさく連絡してきます。会社と連絡を取ることを考えると、ますます体調が悪くなります。

労働組合に加入しておくべき

事業主には、パワハラを防止する責任があります。パワハラが横行していると、労働者がいくら働きたいと思っても、その能力が十分に発揮できないためです。それでもパワハラが横行しているのであれば、会社がパワハラ対策にやる気を持っていないということになります。

傷病手当金は、とりあえずの生活費を得て、生活を維持して、体調を回復させるのに必要な制度です。社会保険料の支払いは必要ですが、それなら傷病手当金の手続きも速やかに行うべきです。

まず、そのような状況になったことを考えると、やはり普段から労働組合に加入しておくべきでした。会社に労働組合がなくても、地域で活動する労働組合があります。私たちレインボーユニオンもそうした地域の労働組合ですが、お近くで活動する労働組合は、全国どこにでもあります。

もし、労働組合に加入して、活動していれば、パワハラの横行を許さないための行動が可能でした。やむなく休職するにしても、労災申請を行うなどのたたかいを組むことができました。会社との煩わしい連絡の一部は、労働組合を窓口にすることができたかもしれません。

労働組合は、問題の予防が得意分野です。パワハラがない職場にするためにどう行動するか、労働者が集まって考えるのです。

時間を取り返そう

労働組合に加入して対処しておくことが最善ですが、なってしまったものは仕方ありません。この時間を取り返せる分は、取り返しましょう。

まず、労働組合に加入しましょう。本当は、労働組合を作ることもできますが、今の体調で無理は禁物です。お住まいの近くの地域労組(ユニオン)を検索して探してください。

加入したら、労働組合員になったことを会社に通告します。労働条件に関することは、労働組合が窓口になります。

労災申請もしましょう。パワハラが原因の精神疾患は、労働災害です。書式は、労働基準監督署にあります。

きちんと休んで自信もつける

いままでは、またパワハラ職場に戻らなくてはいけないだろうか、さりとて自分が悪いわけではないのに辞めるのは悔しい気がする、その後の生活はどうなるだろうかなど、悪いことばかり考えます。

そのように、悪いことばかり考えることそのものが病気です。

まず、十分な休養が必要です。あれこれ不安はあるかもしれませんが、労働組合に加入して、その一員として活動すれば、不安は薄まります。

逆に、労働組合員として活動することは、職場をよくするので、自信につながります。

考えてみてください。

パワハラ職場が、労働組合に加入して活動すると、パワハラのない職場に変わっていきます。いっしょに働く仲間たちもいきいき働くことができるようになります。

よいことずくめです。

たしかに、毎月の組合費で悩むかもしれませんが、町内会に加入していれば、町内会費を納めることは当然のはずです。それと同じです。町内会費を払っても生活が大変になるということがないように、労働組合費を払って、生活が大変になることはありません。それは、働く上での必要経費です。

もちろん、すべてがすべて一気によくなるわけではありません。ですが、みんなで力を合わせれば、必ずよい方向に動くでしょう。

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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