2022年4月から、中小企業も含めて、パワハラ対策が義務化されました。しかし、ある調査によると、まだまだ少なくない企業がパワハラ対策を怠っているようです。
総合人材サービス会社「エン・ジャパン」(東京)が「職場でのパワーハラスメント対策を実施しているか」と企業に尋ねたところ、実施していると回答したのは66%だったことが6日分かった。
パワハラは、個⼈としての尊厳や⼈格を不当に傷つける等の⼈権に関わる許されない⾏為です。また、企業にとっても、労働者が定着せず、社会的評価にも悪影響を与えます。
どんなパワハラ対策がされていますか
パワハラ対策とは、具体的にどんなことを指すでしょうか。
- パワハラに関して、労働者に対する啓発、研修をする。
- 事業主や役員がパワハラに関する理解と関心を深める。
- 方針を明確化する。
- 相談体制を整える。
- 迅速かつ適切に対応する。
- プライバシーの保護、不利益取扱いの禁止などを講じる。
このような仕組みを作っていても、実際に機能しているでしょうか。
こんな相談です。
パワハラを相談しましたが、私からの話をよく聞かないうちにいつの間にか軽い処分で終わってしまいました。
これはこれは相談窓口はあっても、きちんと機能しなかった例です。
パワハラを解決するには、本人と相手の話の両方をよく聞くことが大切です。その上で正しく判定し、双方に対してきちんと説明がなされるべきです。
パワハラ対策をきちんと行わせるには、事業主に任せるのではなく、私たちも努力が必要です。
労働組合があれば労働組合を通じて、もしなければ労働組合を作って普段から交渉しておきましょう。具体的に苦情が出たら、積極的に関与しましょう。そうしてパワハラのない職場を作りましょう。
労働組合を作ることは、とても簡単です。何人かの労働者が集まって、労働条件の向上などを目指します。もちろん、個人単位で加入することのできる労働組合もあります。レインボーユニオンはそうした労働組合の一つです。
身近に労働組合のある人は少ないと思いますが、労働組合を身近にすることで、パワハラのない職場を作っていきませんか。
あなたの会社、パワハラ対策されていますか
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