間もなく総選挙です。それぞれの立場の声を集めるためにいろいろな団体がいろいろ活動しています。労働組合もです。
しかし、中には労働組合員だということだけで、その労働組合が推薦する候補者の選挙活動の手伝いをさせられることが嫌だという方もいるでしょう。支持者の名簿集めでは、「家族の分の名前まで書かされた」という話も聞きます。
政治は大事
私たちにとって、政治はとても重要です。政治が私たちの生活を決めるからです。
有給休暇はちゃんと使えますか。何日発生しますか。
職場のハラスメントはきちんと相談窓口に相談できますか。
失業した時には、雇用保険からどれぐらい生活費が賄われますか。
病気になったとき、医療費はどれぐらいかかりますか。
子育てにどれぐらいのお金がかかりますか。
働くルール、社会保障、子どもの教育、あらゆることが関わります。
無党派であることは、悪いことではありません。今の政治があまりに酷くて、失望しているという理由もあるでしょう。
しかし、なんとなく中立的でいたいというのであれば、それは考え直した方がいいと思います。
どのような理想を持ち、それに対して近づくために、どのように現実的な小さな1歩を踏み出すか選択しなければ、この世の中は進歩しません。
自分の信条は何なのか、軸は必要です。
それでも、「投票してもしなくても何も変わらない」と思うと、みんなで同じことを考えるようです。投票率が低くなり、私達の声は届かなくなり、なおさら世の中が悪くなります。
レインボーユニオンのスタンス
世の中には、組合員にある政党の候補者を応援するように、強制するところがあります。そこまで行かなくてもさまざまな形で応援することは少なくありません。
レインボーユニオンでは、規約でこのように定めています。
この組合は,自主的な組織であり,いかなる政党・団体からも干渉を受けない。また,組合機関は特定の政党への支持・不支持を組合員に要求しない。
私たちは、政党や団体からあれやこれやと言われて、やむなく行動を変えるということはありませんし、組合が各組合員へ、特定の政党に支持や不支持を要求することもありません。
政策は批判する
では、政治的なことは何もしないのかと言えば、そういうことでもありません。
働き方改革の中では、残業代ゼロ法と批判を集めた高度プロフェッショナル制度が作られてしまいました。これを作ったのは自民公明の与党です。また、労働者派遣の拡大のように、労働規制を緩和してきたのも間違いなく自民公明の与党です。
このように労働者の生活を壊すような政策を作る、自民党や公明党の与党を批判することは当然でしょう。
もちろん組合員の中には自民党や公明党を支持したいという人もいるでしょう。それについて不支持を強制することはありませんが、政策の立案者に対して批判をやめることはありません。
私達はこの国の主権者
むかしむかしは、貴族や武士の一部の人が、世の中を決めていました。明治になってから議会ができますが、有権者は男性のお金持ちだけでした。しかし、今はそうではありません。これは世の中が進歩したからです。昔の人にとってみれば、まるで夢のような話ではないでしょうか。
そして、考えてみてください。私たちが、むかしむかしの人と言われている未来は、どんな社会になっているでしょうか。
これまでも、世の中は、勝手に新しくなることはありませんでした。そこには人間の活動が必要です。
議員に立候補するには、少しハードルが高いですが、投票することは誰にでもできます。この国のあり方を決めるために、私たちはこの国の行方を決める権利を持っていますから、権利を捨てないようにしてください。
使わない権利は、なくなってしまいますから。
(´-`).。oO(国政選挙と労働組合、私はこう考える
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