朝日新聞に寄せられた「職場のホンネ」に、上司のパワハラが原因で人手不足となった職場で起きたことが寄せられています。
仕事の分担を見直そうとせず、仕事が終わらないのであれば、早出残業を命令し、さらに文句を数時間にわたって言う困った上司です。
確かにこの上司のパワハラは職場環境を悪化させており、大問題です。
しかし、実は、一労働者としては、仕事が終わるか終わらないかは関係のないことで、上司の責任で管理すべきことです。早出残業をさせて人件費が増える、文句に付き合わせて仕事を遅らせるといった責任は、その上司にあります。
では、なぜ私たちに責任があるというふうに錯覚しているのでしょう。
それは私たちが横につながっていないからです。自分があまりにも一生懸命仕事をすると、それは他の人の仕事を奪うことになっています。この職場は、一人ひとりがあまりにも頑張りすぎているために、会社は人手を雇う必要がなく、さらに忙しくなるというマイナスのループに陥っています。
このループをどこかで断ち切らなければなりません。
横に繋がろう
もう何も言うまいと諦めてしまったようですが、諦めてしまうと、上司はますます酷くなります。一緒に働く人たちは、もっと被害に遭うことになります。辞める人も続出します。こちらの知ったことではありませんが、会社としても伸びることがありません。
では、どうしたらいいでしょうか。
それはみんなで示し合わせて、上司に対抗することです。時代劇にはよくあることですが、苦しめられた農民達がみんなで集まって、一揆を起こす場面があります。竹槍を持って筵旗を立てるといった暴力的なことばかりでなく、みんなで集まり訴えるということはよくあるようです。私たちのご先祖様がそうなのですから、私たちができないということはありません。
労働者がみんなで集まって訴える時には、労働組合という団体を作ることができます。一人で訴えると、いろいろと嫌がらせをされたり、その後が気まずくなります。労働組合を作り、組合員になるとそうしたことを防いでくれます。
具体的には数人で集まって、その上司とみんなで掛け合うことから始まります。
仕事の配分については、その上司の権限で変えることができるので、その上司が仕事の配分を変えるまでの間、業務遂行に協力しない姿勢を明確にしましょう。
採用については、会社の人事に関する部署の問題なので、その後に取り組みます。また、上司のパワハラについては直ちに改善を求めます。
いずれの場合も、一人で抜け駆けをするでなく、一人だけ隠れるのでなく、その上司が何をしてきたとしても、ちゃんと受け切れるように、必ずみんなで行動することがポイントです。
会社にはその上司のような人だけでなく、さまざまと理不尽なことがあるでしょう。そうしたことも、みんなで集まれば解決できます。まず、数を集めましょう。集まったら必ず一人ではなく、皆と共に行動しましょう。
理不尽な上司に対して一人で対抗してはいけない!数を集めよう
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