労働組合の役員をしているみなさん、おつかれさまです。
回り順でやっていたりすると、組合員をどう束ねればいいかわからないこともあるでしょう。そこで、今回は、そんな組合役員の方へのアドバイスです。
まず聞き出すこと
労組役員というと、前に出ていってあいさつするようなイメージがあるかもしれません。
あれはあれで必要なときもありますが、いまは違います。
自分が話をするのではなく、組合員の話を聞いて回ってください。
確かに時間はかかります。連絡ではなく、本音を聞き出すには、時間がかかるものです。
本音を聞き出せたら、すぐに解決のために動きましょう。ちゃんと動いてくれると言うことが信頼に繋がります。
かといって、下請けをしてはなりません。自分が動くときは、他の人も動くようにセッティングしてください。
回りの人も動かす
あなたはボスになってはいけません。リーダーになる必要があります。
ボスは、人に指図するだけで、何もしようとしません。リーダーは、みんなと一緒になって行動します。
下請けになってはいけないと言いましたが、そのために執行委員などの役員は、複数名いるはずです。そうした人も動かし、役員でない組合にも協力を求めましょう。
話を聞き出すことのできている組合員であれば、できる範囲で協力してくれるはずです。
まとめよう
組合員は一人ひとり異なる個人です。
仕事の内容も違えば、生活も異なります。考え方が異なれば、要求が異なるのも当然です。
要求が異なるように見えても、実は根っこが一緒のことはよくあります。
たとえば、よく休みを取る人がいて、逆に休まない、休めない人がいるといます。不公平感をもったり、休みづらい職場になっていたりするわけですが、互いによく思っていなかったりします。
ですが、この根っこには、休暇に関するルールがきちんとしておらず、さらには人手が日常普段から足りておらず、ぎりぎりの人数で回していることが予想されます。ここを解決すれば、そうした不満は減ることになります。
意見をまとめるときは、表面だけ見ないようにしましょう。
みんなの前で話をするとき
一人ずつ話をするときは、聞くことが大切だという話をしました。聞き出すために話をしてください。
ですが、たまにはみんなの前で話をすることがあります。
そういうときは、原稿を見てはいけません。大まかな話の流れを決めます。長々話をしても飽きられるだけです。短めにまとめてください。
話は、だいたい3~4段落ぐらいにしておくといいでしょう。
そして、いきなり大きなことを言わずに、どの人も言うようなことは言わず、そこら辺の議案書に書かれているようなことを言わず、身近な話をたとえ話にして入ってみてください。
自分の言葉で、生活者として話をすることです。
それと数字に直してみるというのは、説得力が増します。大きな数字になるように単位を調整してみてください。たとえば、今年の10月から消費税が8%から10%にアップします。わずか2%と思うかもしれませんが違います。8%が10%にアップするのですから、消費税額は25%もアップするんです。
10/8=1.25
こう言うと、消費税がどれだけすごい割合で上がるか実感できるはずです。
人を取りまとめるだけのこと
労組役員と言っても、スーパーマンではありません。そんな人は必要ないんです。
労組役員と言っても、出世目的のやつは本当にロクでもありません。御用組合って何のためにあるんだろうと思います。
労組役員は、ただ組合員のとりまとめ役でしかありません。
公平な立場に立って、それぞれの根っこにあるものは何か、それを探し出す役です。
にいがた青年ユニオンは、そんな役員を求めています。あなたの労組ではどうでしょうか。もし興味があれば下のボタンからお問い合わせください。お互い協力すれば、いいことが産まれるかもしれません。
労組役員としてどう話をすればいいですか
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