誰もが我慢していることがあるでしょう。でも、仕事のことだったら、それでいいのでしょうか。
仕事のことで悩んだら、労働組合に相談しましょう。
憲法は団結する権利を応援している
憲法は、私たちが人間らしい暮らしをすることを応援してくれています。ちなみに、いま、そういう生活ができていないなら、それは憲法のせいではなく、憲法の示している方向をねじ曲げる政治のせいです。
憲法は、私たちが健康で文化的な最低限度の生活をする権利があるといいます。これが生存権です。私たち労働者も生存権がありますが、労働者という立場は、使用者に心身とも隷属しがちですから、働き方の最低限度を定めるために、たとえば労働基準法があります。また、それを取り締まるための労働基準監督署があります。憲法の基本的人権は、このようにして実現します。
最低限度はルールとして決められているのですが、そこから上は、ルールがありません。
そこで、そこから上を目指せる仕組みとして、労働者に「団結する権利」がもうけられています。団結する権利は、つまり、労働組合を作る権利です。
労働組合は、ただ作られるだけではありません。会社と交渉することもできたり、ストライキなどを行うこともできます。
日本では、労働組合の組織率は2割を下回っています。労働者の権利を捨ててしまっていることは、とてももったいないことです。
怒りや悩みは要求へ
働いていると、我慢していることや不満に思っていることがたくさんあるでしょう。しかし、ただ時間はどんどん過ぎていきます。そんな不満のある職場は、労働者の意欲をそぎ、雑な仕事になったり、労災が発生したり、誰にとってもよくないはずです。
また、自分だけでは気がつかないこともあります。
だからこそ、労働組合に相談しましょう。
いつも思っている我慢していること、不満に思っていることを、まず形にしましょう。言葉にしましょう。それを解決すると、よりよい働き方ができるようになることがわかります。
いよいよ、労働組合に加入しましょう。
まれに、労働組合を弁護士と混同している方がいますが、労働組合は、自分の基本的人権を使い、他の労働者と団結して解決します。そのゴールに向けて、何をしていけばいいか、周りに何を働きかければいいか、そうした準備をして、行動していきます。
労働組合に団結しよう
労働者は、使用者に比べて立場が弱い。
これは、事実です。ですが、これを放置すると、社会が不安定になるという歴史的な経験があるから、労働者の団結権を認めています。
労働者が労働組合に団結することは、社会にとって必要なことです。
会社に労働組合がなくても、たとえばレインボーユニオンのような地域で活動する労働組合があります。まず、相談してみましょう。そして、加入して活動してみてください。
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