労働問題を解決するために、ユニオンに相談・加入を考える方も少なくありません。しかし、検索すればわかるとおり、ユニオンにもいくつかあります。どれを選べばいいのでしょうか。
労働組合のイメージ
まず、労働組合に対してどんなイメージを持っているでしょうか。
- 労働者の味方となってくれる。
- 労働者が団結する組織で会社に対抗できる。
- 会社と話し合うことができる。
しかし、どの労働組合も本当にそうでしょうか。
マイナスイメージを持っていることもあるでしょう。
- 労働貴族と呼ばれている。
- 会社とつながっている労働組合もある。
- 政治活動を熱心に行う。
これもそうですが、どの労働組合もそうとは言い切れません。
一人ひとり課題も違うので、労働組合の長所や短所も受け止め方が異なるでしょう。自分にとって最良の労働組合だと思っても、他人にとってはそうではないかもしれません。
自分の気持ちと無関係な解決を勧められないか
労働問題は、それだけで存在しているわけではありません。
働いている中で、感情的なすれ違いが生じ、膨らんで、いままさに破裂しそうなのではないでしょうか。
組合役員は、そうした気持ちの面も含めて解決しようとしているでしょうか。
結論から言えば、和解の水準は、そうそう思うようにならないときがあります。解決に至る時間の問題などを抱えるからです。しかし、そうした感情的な問題も含めて向き合える環境を整えるかどうかは、時間と無関係にできます。
会社前でビラまきしよう、会社前でハンドマイクを握ろう、マスコミの取材に応じよう、インターネットで宣伝しようとだけ聞くと、過激な行動だなと思い、躊躇することもあるでしょう。しかし、こうした宣伝行動は、会社に対するプレッシャーであるとともに、自身の気持ちを相手にぶつけ、心の整理をつける手段でもあります。そうした行動を伴わない労働組合は、あなたの気持ちを大切にしていない可能性があります。
逆に、組合役員がすべてお膳立てして、1回程度の団体交渉だけで、本当にすべてを解決して済ませてしまうようだと、気分的なわだかまりは残ったままになります。それは、あなたを差し置いて、見かけ上解決するためです。
間違ったらやり直す
もし、ユニオン選びを間違ったらどうしたらいいでしょうか。
一つは、とにかく結論まで出してさっさと終わらせるという方法です。その際、自分の中できちんとけじめをつけることが重要です。
すべての労働組合がそうではありません。いろいろな労働組合があります。もし、何かがあれば今度は別の労働組合を訪ねてみるといいでしょう。
もう一つは、その労働組合での解決を諦めて、別の方策を探すことです。別の労働組合を探したり、労働審判や訴訟を起こします。
どちらかといえば、とにかく結論だけ出してしまう方がおすすめです。その際、他の専門家にも話だけは聞いてみて、自分の心構えをどうしたらいいのか学んでいくといいでしょう。
間違いは誰にでも起きるものですが、正すこともできるものです。労働組合は、あくまでも応援団ですから、やるべきことは自分でやりきりましょう。
ユニオン選びで失敗しないために
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