「労働相談は無料」というのは、当然のこととして、ではその先、何にいくらぐらい必要なのでしょうか。赤裸々にお答えします。
加入費
労働相談のあと、労働組合に加入して解決する必要があります。弁護士のように代理人をたてるのではなく、あなたが解決の中心です。そして、他の組合員は支援者です。
労働組合に加入する際、加入費を支払います。
ただし、にいがた青年ユニオンでは、加入費は受け取っていません。
組合費
労働組合は、労働者が自主的に集まって作る団体です。町内会と同じく、必要経費はみんなで分担します。
問題を抱えているあなたであっても、組合員であることに変わりはありません。組合員である以上、組合費を支払います。
にいがた青年ユニオンでは、収入が月額10万円未満の人はその1%、月額10万円以上の人はその2%、ただし、月300円を下回らないというのが原則で、素kなくても3ヶ月ごとに支払うこととしています。
他の労働組合では、パートタイマーは一律の金額にしたり、1~2%を賃金支払日に天引きで支払う方法をとります。
解決金
労働問題を解決した際、金銭和解するケースがあります。その場合、和解金の一部を労働組合に支払うことがあります。それが解決金です。
にいがた青年ユニオンでは、ケースによって異なりますが、1割を組合に納入してもらいます。
サービスではなく保険
よく「組合費を払っているメリットがない」という声を聞きます。しかし、ここには少し誤解があります。
組合費は、サービスの対価ではありません。
組合費をたくさん払うほどサービスがたくさんもらえるというのなら、その人は解雇されたり、酷い目に遭って、労働組合からたくさんの支援をされなくてはならないからです。
労働組合費は、保険です。
みんなで保険をかけて、万が一の時に備えます。ですから、サービスを得たいと思っているのではなく、デメリットが起きないように、万が一の時には支え合う姿が本来です。
労働問題を抱えてから、労働組合に入った人は、いわば、デメリットが生じてから労働組合に駆け込んでいるので、普通の保険なら加入を断られるでしょう。
しかし、労働組合が「駆け込み寺」になっているからには、ある程度の出費は覚悟しなくてはなりません。その金額は、トータルで考えれば、弁護士よりは少し安いという程度ですが、当然、あなたにも宣伝活動などの行動をお願いすることとなります。
ユニオンで団体交渉!いくらかかるの?
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