時給がいくら、残業代はいくらと簡単なら、計算も簡単。給料明細やタイムカードを見れば、すぐに答えがわかります。ですが、いつもそうとは限りません。そこで、そうしたときにはどういう計算をしたらいいか、基本的な考え方をお教えします。ぜひ、チェックしてみましょう。
時間帯によって時給が異なる
早朝、昼間、夕方で時給の異なる職場があります。こうしたときは、自分の勤務時間を切って計算しましょう。
たとえば、時給がこんなとき。
- 朝5時から9時まで 時給1100円(日中の+100円)
- 9時から17時まで 時給1000円
- 17時から22時まで 時給1150円(日中の+150円)
この状態で自分が働くと、どう計算するでしょうか。
まず、休憩時間は16時30分から17時30分までとしましょう。始業時刻は8時、終業時刻は18時です。
すると、労働している時間は、このように分けることができます。
- 8時から9時まで。1時間。
- 9時から16時30分まで。7時間30分。
- 17時30分から18時まで。30分。合計9時間。
最後に、1日8時間を超えているので、超えた1時間に対して2割5分以上の時間外割増をつけなければなりません。通常の賃金に対して割増をつけるものとされているので、1000円に対して時間外割増がつくのではないかと思いますが、どのようにして計算するかは、就業規則等で定められているはずです。
これで、この日に働いた賃金額が計算できます。
時間外、休日、深夜
時間外割増が付きそうなのに変形労働時間制が採られていてそうならない、休みの日に働いたのに時間外割増が付くだけで休日割増が付かないといった疑問はないでしょうか。
時間外割増、休日割増、深夜割増など、言葉で知っていても、その中身や計算方法はわかりにくいものです。
ちょっとでも疑問に思ったら、労働基準監督署に聞いてみましょう。
賃金の計算はこれで合ってる?時間帯で時給の変わるケース
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