イギリスでは物価高騰で生活ができないと訴えてストライキが多発していると言います。
ストライキに対する支持率は、職種によって異なるものの、6割です。これだけの規模でストが行われると国民生活にも大きな影響がありますが、それを考えると、どうでしょうか。日本にいる私たちから考えると、支持の割合が高いといえます。
イギリスでは、物価高騰に対して労働組合はストライキでたたかっていますが、日本ではあまり聞きません。
2021年では、半日以上のストライキは32件、参加人数722人でしかありません。
イギリスとは、桁が違います。
一番は、労働組合の姿勢の違いです。
大手の労働組合のなかに、企業と対抗するのではなく、意思疎通をはかる労使協議型が定着しているところがあります。賃金だけでなく、福利厚生、人事、経営方針など幅広く協議されるかわりに、協調的になります。
また、公務員労組はストライキが法的に禁止されています。世界的に見れば不当な制限が続けられていますが、このこともストライキ件数を引き下げています。
そして、こうした状況を労働組合に加入していない労働者がどう見ているでしょうか。
外国のニュースですが、ストライキ集会を前にして、通行人が「権利を主張することは大切だ」と言っていたことを思い出します。
私たちは、自分の権利を主張するために行動していることを賞賛できるでしょうか。
少し前には、ひろゆきさんが、辺野古で座り込みをしていることを冷笑して騒ぎになりました。
このようなことが蔓延るようでは、誰もが自分の権利主張を安心してできません。
正しく権利を主張している人を冷ややかに見ているのではないか、それがストライキにブレーキをかけているのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
物価高騰に対して、一丸となって我慢するのではなく、ストライキの権利を行使して、労働者の暮らしを守るための行動をしましょう。
イギリスではストライキが多発しているというのに日本は
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