厚生労働省は、長時間労働が疑われる3万3218事業場を対象とした2022年度の監督指導結果を公表しました。そのうち、違法な時間外労働で是正勧告をうけたのは、1万4147事業場(42.6%)でした。
指導結果のポイントは、次のとおりです。
(1)監督指導の実施事業場:33218事業場
厚生労働省 長時間労働が疑われる事業場に対する令和4年度の監督指導結果を公表します
このうち、26968事業場(全体の81.2%)で労働基準関係法令違反。
(2)主な違反内容[(1)のうち、法令違反があり、是正勧告書を交付した事業場]
①違法な時間外労働があったもの:14147事業場(42.6%)
うち、時間外・休日労働の実績が最も長い労働者の時間数が
月80時間を超えるもの:5,247事業場(37.1%)
うち、月100時間を超えるもの:3,320事業場(23.5%)
うち、月150時間を超えるもの:752事業場( 5.3%)
うち、月200時間を超えるもの:168事業場( 1.2%)
②賃金不払残業があったもの:3006事業場(9.0%)
③過重労働による健康障害防止措置が未実施のもの:8852事業場(26.6%)
(3)主な健康障害防止に係る指導の状況[(1)のうち、健康障害防止のため指導票を交付した事業場]
①過重労働による健康障害防止措置が不十分なため改善を指導したもの:13296事業場(40.0%)
②労働時間の把握が不適正なため指導したもの:6069事業場(18.3%)
長時間労働は、いのちと健康をむしばみ、家族生活を壊します。これはあなただけの問題ではありません。
厚労省でも長時間労働の是正に向けた取り組みを積極的に行うこととしていますが、それを待っていられない場合もあります。ぜひ、お近くの労働組合に相談してください。レインボーユニオンのように地域で活動する労働組合もあります。
違法な時間外労働で1万4千超の事業場に是正勧告
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