賃上げを言うならやることをやってからにしてください

物価高騰が止まりません。

庶民の暮らしはとても厳しいものになっています。

その対策として、政府は賃上げを求めています。

松野博一官房長官は23日の記者会見で、11月の消費者物価指数が約40年ぶりの伸び率となったことに関し、「日常生活に密着した品目で値上がりが続いている。物価上昇に負けない賃上げを後押しする必要がある」と語った。

しかし、考えてみれば分かる通り、民間企業に賃上げをお願いしても、そうそう実現するものではありません。

その前に政府のやるべきことがあるはずです。

まず、国家公務員の賃金の引き上げです。これは政府がすぐにできることです。特に高卒初任給は最低賃金に近く、若年層の引き上げは急務です。

そして、最低賃金の引き上げです。最低賃金の引き上げには審議会の議論が必要ですが、ここのところ政策による引き上げ目標が優先されています。政府が目標を示し、審議会に諮問すれば、きっと実現するでしょう。

私たちは、最低賃金の引き上げを求めて再改定するよう厚労省に申し入れていますが、いまだに動く気配がありません。

まず、足元でやるべきことをやってから、賃上げのお願いをしてほしい。

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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