あいもかわらず、日本の有給休暇の取得率は、世界と比べて低いままです。
アメリカ、イギリス、カナダ、メキシコ、フランス、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド、日本、香港、シンガポールの11カ国を対象として調べたら、日本の有給休暇の取得率は最下位でした。
有給休暇は、労働者が休みたいといえば理由なく有給で休める休暇です。
日本の有給取得率が低いことは以前から知られていたので、2019年4月から年10日以上の有給休暇が発生する労働者に対しては、使用者が必ず年5日間は有給休暇を取得させなければならないとする不思議なルールが作られたぐらいです。
収入が減らないのに休まない理由はなにか。
この調査では、「人手不足など仕事の都合上難しいため」(32%)が一番多かったとしています。
これは、有給休暇が全部消化されることを前提に人手を確保していない使用者が多すぎることを意味しています。
ただ、だからといってみんなが有給休暇を取らないと、使用者はそれでかまわないと思ってしまいます。やはり、みんなで有給休暇を取得して、使用者に人員確保を迫ることが重要です。
そのためには、労働者間で全部有給休暇を消化することを前提に、あらかじめ休みを調整してしまうことです。
また、病気などのために取っておきたいと思う人もいるかも知れませんが、それはそれとして別に休暇の制度を作るべきですし、休むと生活費に困るようではなく、ある程度余裕ができるように交渉しておくことも大事です。
有給休暇に関して、疑問や不安があれば、労働組合に相談してください。私たちレインボーユニオンは、新潟で活動する地域労働組合です。会社に労働組合がなくても加入できるので、そうした個人加盟ユニオンに相談するのも一つの手です。
有給休暇を取得しよう!日本の有給休暇の取得率は世界で最下位
この記事が気に入ったらいいね!しよう
にいがた青年ユニオンの最新ニュース情報をお届けします
Rainbow_Unionさんをフォロー
Xでも最新ニュース情報をお届けしています。
LINE公式から相談できます。