参院選が始まりました。なぜか盛り上がりに欠けているようです。そのため、各政党の政策がよくわかりません。
ここでは、一つの指標として最低賃金に関わる政策を見ていきます。
私たちがかねてから指摘している通り、最低賃金には3つの問題点があります。金額の水準が低いこと、地域ごとによって金額がバラバラなこと、決め方が不透明であることです。
フルタイム働くとしたとき、ワーキングプアから抜け出すためには時給1500円が必要です。また、地域ごとに異なる最低賃金の金額は、地方から人口の流出を招きます。これは、地域経済にとって大きな問題となります。
それぞれの政党は、どのような政策を持っているでしょうか。
全労連が調べたところ、このようになっています。
これによれば、維新の党を除き、最低賃金の引き上げの目標を持っています。それだけ、無視できない政策になっていることがわかります。
一方で、全国一律化については考え方が分かれています。現在、200円以上ある格差をどのようにしたいのか、目標や方法も知りたいところです。
金融緩和を続けているために、現在の物価高を作り出しています。そんな中で、賃金が引き上がらないと私たちの生活はなおいっそう苦しくなるばかり。
賃金の引き上げの課題に対して、直接政治のできることは、最低賃金の引き上げです。
もちろん最低賃金に関わる政策だけではありませんが、政策をよく比較して選択しましょう。
投票の方法
参院選と衆院選では、選挙の方法が異なります。
今回の参院選では、選挙区選挙と比例代表選挙の2票があります。
選挙区選挙では、候補者の氏名を書きます。
比例代表選挙では、政党名か候補者の氏名を書きます。どちらを書いても、その政党の票としてカウントされます。それによって、政党の議席数が決まった後、個人名の票の多い人から当選します。ただし、特定枠が設定されている場合は、その人が優先して当選します。
投票台には、政党名や候補者氏名が書かれていますので、よく見て書きましょう。政策を見極めてから、投票所へ足を運んでみてください。
最低賃金を大きく引き上げ全国一律にする政党を選ぼう
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