政労使会議が15日、開かれました。そこで最低賃金が話題になりました。
政府は2023年度の最低賃金を全国加重平均で時給1000円にする目標を示しました。現在が961円なので、今夏39円アップさせなければなりません。
水準が低すぎる
以前から指摘している通り、時給1000円とは年収で200万円に到達しないということです。これでは、貧困問題は解決しません。
各地で行われている最低生計費調査で明らかな通り、最低でも時給1500円にしなければなりません。
もちろん大きな引き上げになるので、その場合は特に支払能力の少ない小規模事業者に支援が必要です。今のように、最低賃金を少しづつズルズルと引き上げるよりは、一気に引き上げて支援を大きくした方が政策的には正しいでしょう。
地域間格差の是正を忘れてはならない
地域間格差の是正も話題に上りました。
今のランク制を続ける限り、格差は拡大し続けます。
中央最低賃金審議会では、そのあり方が議論されていますが、根本的な変更は行われないようです。
最低賃金法を改正して、地域間格差をなくし、全国一律の最低賃金制度にすれば、すっきりします。
春闘に合わせて、今すぐ改正を
ことしの春闘は賃上げムードです。しかし、非正規労働者にとってはムードだけで終わるのではないでしょうか。
一部の大企業では、非正規労働者の賃上げが行われていると報じられています。しかし、今、労働者の待遇改善を行う理由は、人手不足の解消と最低賃金引き上げへの対応ではないでしょうか。
例年、最低賃金は10月に引き上げられますが、この春闘の賃上げムードをつくるのであれば、今すぐ最低賃金を引き上げるべきです。秋まで待っていられません。
最低賃金は、あなたの賃金に直結します。
私たちと一緒に活動しませんか、ぜひご連絡ください。
最低賃金の目標が1000円では低すぎる
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