手をあげているところを見られたくないらしい

いろいろ話し合っても結論が出ないとき、やむをえず多数決を取ります。

確かに無記名投票という方法もあります。

ですが、これはどうでしょうか。

これは、栃木県で行われた最低賃金審議会の採決の場面を記録した議事録です。

「以降非公開」とあるのは、傍聴者が見えない状態にするという意味。

そして、「部会採決」はおそらく多数決を採っているところ。

その結果に基づいて報告書(案)を作成したという記録です。

まず、採決する場面について、なぜ傍聴させない理由があるのでしょうか。自分が賛成か反対かわからないようにするなら、無記名投票にすればいいだけのこと。つまり、委員たちは、自分たちが選ばれた人だと思っているからです。

また、採決の結果がありません。賛成と反対が何人ずつだったのかわからないのです。これは、記録として不十分です。

最低賃金は、非正規労働者にとって生活水準を決定します。そうした水準なのに、自分たちから見えないところで決められています。これは、間違っています。

私たちは、こうしたことについて改善を求めています。社会的に意義のある活動です。ぜひ、あなたもいっしょに取り組みませんか。

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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