岩手県労働委員会で昨年度寄せられた労働相談が687件で、過去最多になったと報じられました。
現在、岩手県は最低賃金が日本で一番低く、そのことは何かにつけて触れられます。
労働相談の内容を見ると、賃金や手当に関する相談が162件と最も多くなっています。最近の傾向としてはパワハラや嫌がらせに関する相談が一番多くなりますが、それとは違うようです。
岩手県労委では、物価の上昇で実質賃金が低下していること、全国で最も低くなっている最低賃金などが影響していると見ているようですが、たしかに賃金に関する問題が表面化しやすい環境になっています。
賃金の課題は、一人で解決しようと思っても難しいときがあります。「文句があるなら別の会社へ行け」「他の人たちは文句を言っていない」などと言われるからです。そんなときは、同じ働く人と話し合って、力を合わせて解決することが遠回りに見えて近道です。
労働組合は、労働者が自主的に集まって作る団体です。会社と交渉する権利もあります。
しかも、あなたが作ることもできます。
トラブルが大きくなる前に、いまのうちに解決しましょう。
労働相談の増える原因に最低賃金の低さが影響か
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