ちょっと懐かしいグラフを見つけたので紹介したいと思います。
2009年の国民生活基礎調査から見た貯蓄額です。
2009年には貯蓄なしが1割だったらしい
国の統計データはどこまで本当なのかわからない昨今、とりあえず参考程度に見ておきたいと思いますが。
全世帯中、10%が貯蓄なし世帯です。
世帯所得が100万円未満なら26.9%。つまり、4世帯に1世帯です。
100万円から300万円未満の場合、16.9%。
世帯所得が上昇すればするほど、貯蓄ゼロ世帯の割合が減っていくのは当然として、ワーキングプアになると、貯蓄がない可能性が高くなります。
貯蓄なしというのは、給料日にもらった給料が、次の月の給料日にゼロになる状態です。綱渡り状態の生活です。
2018年所得階層はこんな感じ
さて、そこから約10年が経ちました。
国の統計は当てにならないわけですが、とりあえず所得がどう分布しているのか見ておきましょう。
低所得の人が多くなり、数千万円プレイヤーは少数になります。そのため、こんな形のグラフになります。
平均を取ると、所得の高い世帯の方へ引きずられる傾向がありますが、平均は551万6千円。あなたはどうですか?
それより高いですか、低いですか。
また、所得を高い世帯から低い世帯まで順にずらずらと並べて、ど真ん中の世帯の所得を出すことができます。中央値ですが、それが423万円。あなたはどうですか?
それより高いですか、低いですか。
平均所得以下の人が6割を超えているのですが、正義の成り立つ社会なら、この割合が少なくなって、富が公正に分配されているはずです。お金持ちは、いろいろなところへ寄付をして、手元にある富を社会のために還元するはずです。
日本の社会は、どうですか。
消費税上げるの?
話が変わりますが、政府はこの状態で消費税を上げると言っています。
貧乏人もお金持ちも、同じ食べ物を買っても同じ税率。
貧乏人にはダイヤモンドの指輪は買えませんが、お金持ちが買っても同じ税率。
これって平等なのではなくて、不公正です。富の分配がうまくいきません。確かに、介護士や保育士の処遇改善は必要でしょう。でも、財源を消費税に求めるのは間違いです。それよりは、所得の高い人に対して所得税率を高めるような累進課税を強めればいいでしょう。
お金を儲けた人は、とてもいいことをしました。富をたくさん生み出したんです。
であるならば、それを有効に使ってください。社会のために。
働いても貧困なのに消費税を上げてどうするの
富の分配は公正に
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