2021年9月1日より、労災保険の特別加入の対象が広がります。対象は、自転車を使用して貨物運送事業を行う者とITフリーランスです。
本来、労災保険は会社に雇用される労働者を対象としていますが、その働き方が労働者に似ている建設業の一人親方や個人タクシー運転手など、保険料を全額本人負担とすることで、労災保険に特別加入することができました。今年4月からは、すでに芸能従事者、アニメ制作者、柔道整復師、フリーランスで働く高齢者が特別加入できるように拡大されています。
特別加入している場合、業務中のケガや病気が労災保険の給付の対象となるため、治療費、休業期間の給付、障害が残った場合の給付、亡くなった場合の遺族への給付が受けられます。
万が一の時の安心がある一方、働き方の実態が雇用であるにも関わらず、形式的に個人事業主として扱われるおそれがあります。
個人事業主扱いされると、社会保険に加入できません。労働者の実態がある場合は、ぜひ労働組合に相談してください。
今日から自転車配達人とITフリーランスが労災保険の特別加入対象に
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