安倍首相は2月27日、新型コロナウィルスの感染防止のため、全国の小中高校の一斉休校を突然要請しました。保護者はこれによって大混乱に陥りました。
仕事を休んで子どもの世話を見なければならない保護者は、仕事を休まなければならなくなりました。
政府は、仕事を休まなければならない労働者に対して支援する旨を表明。
実際には、子どもの世話をしなければならない労働者に対して、事業主が特別の有給休暇を与えた場合に、その賃金を一部補助する内容です。
一方、政府はこの間、「雇用によらない働き方」を推進してきました。ギグワーカー(インターネット等で募集している単発の仕事を受注して収入を得る労働者)やフリーランスは、今回の支援から外れていました。
3月3日になり、フリーランスや自営業者に対して、補償枠5千億円で緊急貸し付けを行うと発表しました。しかし、これは貸し付けであり給付ではありません。つまり、借金です。収入が減っていてどうなるかわからないときに、簡単に借金ができるわけはありません。
さらにその後、生活福祉資金制度に特例を設けて、収入の減った非正規労働者やフリーランスの世帯を対象に休業した場合に10万円を融資する方向で調整されています。これも、あくまでも貸し付けであり給付ではありません。
先行きのめども立たないのに借金しろというのは、あまりにも酷です。
新潟県弁護士会からも同様の趣旨の「給付型休暇取得支援をフリーランスにも行うことを求める会長声明」が出されています。
フリーランスへの支援は「融資」!?
雇用によらない働き方を推進する一方で借金をさせるだけでいいのか
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