
よく弁護士が解説したんだと言って、偉そうなことを書いている記事を見かけるのだが、今回は非常にムカムカする記事を見た。
「リベンジ退職」なるものについて解説を加えたものだ。
繁忙期に辞めても問題ない。職場の内情を暴露することは良くない。わざと引き継ぎをせずに辞めることは問題になる。
法的には当然のことだ。
同業他社に情報を漏らすなだの退職時に一筆書かせることについては、そもそもが遅い。入社時にやっておけと言いたい。
問題は最後である。
「法的なリスクを負いかねないような行為はせず、数か月前から会社に対して退職の意向を伝え、業務の引き継ぎをしっかりとして辞めることが結局、一番『惜しまれる』、つまり会社に悔いさせる辞め方なのではないでしょうか」
そもそもを忘れている。
ブラック企業が悔いることはない。いつも同じことの繰り返し。雇っては捨て、雇っては捨てを繰り返す。仕返ししたくなるぐらいの会社というのは一般にそういうものだ。
退職は2週間前で差し支えない。就業規則に1ヶ月前とあるかもしれないが、それぐらいなら許容範囲だろうか。3ヶ月とかいいだしたら、お前は何様だというレベル。有給休暇は余さず使う。「引き継ぎもせず休むな」というのがブラック企業の常套文句だが、そんなことに耳を貸す必要はない。何月何日休むといえば、もう休む。出社しない。携帯電話も着信拒否する。怖がることはない。なぜなら、こちらが正しいからだ。
個人でSNSをつかって暴言を吐いてはならない。労働組合に加入すれば真実でなければならないが、不可能ではない。
別にムカついた相手を殴っているわけではない。先に殴られたのは、こちらの方だ。こちらは正しい方法で正しく行動するだけである。
一時的にスッキリするとかそういうことではない。逆に、そうしなければ今後の人生でずっとスッキリできない。正しく判断し、正しく行動できたことは、その後の人生にとって有益であり、その逆は時折フラッシュバックするように後悔することになる。
一人で不安があれば、労働組合に相談してほしい。
弁護士はそれが嫌いなのだ。
あえて反論させていただくが『繁忙期“狙って”、引き継ぎを“わざと”せず「突然退職」…“報復的”な会社の辞め方に法的問題はないのか』の結論にムカムカする
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