新型コロナワクチンを接種したかどうかしつこく尋ねてくる、接種してないなら部署異動させられるなど、ワクチンハラスメントの被害にあう人が出ています。
新型コロナワクチンの接種は任意
新型コロナワクチンの接種は強制ではありません。国の姿勢は次のとおりです。
新型コロナワクチンの接種は強制ではなく、接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていないことを理由に、職場において解雇、退職勧奨、いじめなどの差別的な扱いをすることは許されるものではありません。
特に、事業主・管理者の方におかれては、接種には本人の同意が必要であることや、医学的な事由により接種を受けられない人もいることを念頭に置いて、接種に際し細やかな配慮を行うようお願いいたします。
新型コロナウイルスの感染は、第5波が過ぎたとはいえ、まだまだあなたも不安でいっぱいなのではないでしょうか。ワクチン接種を終えていても、感染するリスクはまだあると聞けばなおのことです。
不安を生み出している原因の一つに、国がうまく取り組んでいないということが挙げられます。新型コロナウイルスは確かに恐ろしいものですが、きちんと押さえ込んでいる国もあります。検査や補償が徹底的に行われていません。これまでの新自由主義的な政策が、医療を切り捨ててきたということも関係します。
明日をどうしようと悩む飲食店の事業主や収入の減った学生バイト、仕事が見つからない女性労働者の苦しみは、個人の責任ではありません。今こそ、「公助」が必要です。
ひとりで抱え込まずに相談を
新型コロナワクチンの接種率が高まってくると、ワクチン接種をしない人、できない人に、さまざまな圧力がかかっています。
まず、ひとりで抱え踏まず、相談してみましょう。
例えば、法務省に相談窓口が設置されています。
差別する側にならないように
他国に比べて、日本人は新型コロナに感染した原因を個人の責任と考える傾向が強いそうです。
実際、感染するのは個人の責任ではありませんし、仮にそう考えてしまうと、対策の打ちようがありません。全員で家にこもって仕事もするな、買い物に行くな、外に出るなというぐらいになるでしょう。
新型コロナが怖いという気持ちはわかります。ですが、感染した人が怖いのではありません。そこは区別しましょう。
新型コロナウイルスがまだ多くの人が感染する前は、感染した人に対してひどい誹謗中傷がなされたことがありました。今になってみれば、それが正しくないことは理解できるでしょう。
私は事情があって、新型コロナワクチンの接種をしていません。そう聞いて、あなたはどうしますか。例えば、それが職場の同僚から聞かされたらどうでしょうか。ぜひ考えてみてください。
「ワクチンハラスメント」一人で抱え込まずに相談を
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