- レインボーユニオン

割増賃金の見直しせずに副業は限定的にすべき

厚生労働省の研究会が働くルールの見直しを進めています。 特に、本業と副業の労働時間を通算して割増賃金を支払わなければならないルールが槍玉に上がりました。 現在、労働基準法では1日8時間、週40時間の労働時間を超えたり、深夜や法定休日に働かせた場合、企業は労働者に対して割増賃金を支払わなければなりませ… 続きを読む

偽装フリーランスの相談窓口が設置される

フリーランス新法が今月施行されました。 そこで、労働基準監督署では、実態が労働者ではないかと考えるフリーランスが相談できる窓口が設置されました。 また、厚労省は、労働者の判断にかかる代表的な裁判例を取りまとめた参考資料集を作成しています。 労働基準法上の労働者と判断されなくても、労働組合法上の労働者… 続きを読む

今更だけど7月の給料が素麺になった八奈見さんのお父さんにならないために学習しておくことにしました

何を今更と思う話題ですが、八奈見さんのお父さんが給料としてもらってきたという末端価格30万円分の素麺。 これは、「現在の日本では法律上、問題のある行為です」とテロップが入らなければならない場面です。 すでにご存じの方も多いと思いますが、賃金の支払いは4つの原則があります。 そのうちの1つが「通貨払い… 続きを読む

着替えはタイムカードを押してからやれと言われた

こんなご相談です。 スーパーでパートとして働いています。店長は、「終業時刻のタイムカードを押してから、着替えて帰るように」と言われています。着替えは労働時間に入るとも聞いたのですが、どちらが正しいですか。 結論から言えば、スーパーで着る制服の着替えは労働時間に入れるべきです。 労働時間とは、使用者の… 続きを読む

新しい労働条件明示書は見ましたか?

2024年4月に労働条件明示の制度改正がありました。 新しく採用された人や有期労働契約の更新のタイミングを迎えた人は、どうなったかチェックしてみましょう。 まず、就業場所や業務の変更の範囲が明示されています。 これまでは雇い入れの直後の就業場所や業務の内容を記してあっただけですが、これからは将来の配… 続きを読む

労働時間は1分単位で計測が必要

たとえば、8時から17時までの仕事だったら、あなたはどういうふうに行動していますか。 労働時間を1分単位で計測しなさいという法律の具体的な条文はありませんが、1分単位で計測することを前提に法律は作られています。 そして、労働時間というのは、使用者の指揮命令下にある時間であって、自分が自由に使える時間… 続きを読む

入社7ヶ月目、退職する前に有給休暇は使えますか

こんなご相談です。 入社したらブラック企業でした。身体がもたないので辞めたいと思います。入社から7ヶ月目なので、「有給休暇をすべて使ってから辞めたい」と上司に言ったら、「そんなことできるわけない」と言われました。有給休暇を使うことはできませんか。 年次有給休暇は、 入社から6ヶ月 出勤率が8割以上 … 続きを読む

主張しなければ変えられない

こんなご相談です。 求人広告を見て応募しました。あやふやな返事をされて、結局、労働条件明示書は示されませんでした。はじめの給料明細を見ると時給が違います。上司に聞くと「そんなことは知らない」といって取り合ってくれません。確認しなかった私も悪いのですが。 ぜんぜん悪くない 悪いのは、労働基準法で定めら… 続きを読む

残業が30分単位でしか認めてくれないときはどうしたら

「労働時間は1分単位で計算」とこれだけ言われておきながら、いまだに15分単位、30分単位で計算する会社があります。 うちの会社は残業を30分単位でしか認めてくれません。タイムカードも正しく打刻されますが、帳簿では30分単位になります。 労働時間は1分単位で計算しなければなりません。賃金の計算上、15… 続きを読む

年休取得率62.1%と過去最高だけど自由に取得しているか疑問

厚生労働省は10月31日、2023年「就労条件総合調査」結果を公表しました。2022年の年次有給休暇の平均取得率は62.1%で1984年以降過去最高となりました。取得日数10.9日も同じく過去最高です。 なお、政府は「過労死等の防止のための対策に関する大綱」で2025年までに年休取得率70%を目標に… 続きを読む

固定残業代なんて信用したくない

ハローワークの求人票を見ていると、ときおり「固定残業代」を見かけます。この場合、その会社に応募するかどうか、他社と比較するときにマイナス点をつけてもいい気がします。 固定残業代はおかしな手当 固定残業代とか、そうした内容の手当は、一定時間分の時間外労働、休日労働および深夜労働に対して定額で支払われる… 続きを読む

不当に解雇されたけど会社側は開き直り

こういうことに巻き込まれたくはありませんが、もしもの時のために覚えておいてください。 いわれのない理由で解雇されました。労働基準監督署へ行ったらあっせんの手続きを進められたので、それを行っているのですが、会社側は解雇に問題はなかったと開き直っています。決着はつきそうにありません。どうすれば良かったの… 続きを読む

シフト作成後に有給休暇を使いたい

こんなご相談です。 退職しようと思っています。毎月希望を出してシフトを決めるのですが、有休を使いきって辞めたいです。どうしたらいいでしょうか。 退職前に有給休暇を全部消化する 年次有給休暇は、休む権利です。退職を目の前にして未消化分の買い取りを希望するケースもありますが、それは例外です。次の仕事など… 続きを読む

ひとりでやるか、みんなでやるか

職場のトラブルを解決したいと思うとき、労働基準監督署を思いつく人が多いのではないでしょうか。 実は、労働基準監督署は、警察署です。労働基準法のような法律を担当して取り締まるのですが、やることは警察と同じです。みなさんは、その警察のような働きを期待しているでしょうか。おそらくノーです。 行政が「個別紛… 続きを読む

休憩中に留守番をさせられる

なんとなく、なあなあにされていませんか。 新しい職場では、留守番をさせられます。休憩中にかかってきた電話を先輩に繋げるためだそうです。みなさん、当たり前のようにしているのですが、これっておかしくないですか。 おかしいことに気がつくことは大切 おかしいということに気がつくことはとても大切です。 休憩時… 続きを読む

賃金のデジタル払いが解禁された

4月1日から銀行口座への口座振り込みではなく、デジタルマネー(電子マネー)を会社と従業員の資金移動業者の口座間で移動することで給与を支払う制度が解禁されました。 「資金移動業者」というのは聞き慣れない言葉ですが、通貨をデータに変えて支払いなどを行う銀行以外の業者で、例えばPayPayやLINE Pa… 続きを読む

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