労働組合に入って主人公になろう

ブラック企業と関わりたくありませんが、どうしても入社してしまうことがあります。そんなとき、退職して、新しい会社を見つけることは選択肢の一つです。ですが、みんながみんな、そういう選択が取れるとは限りません。転職するだけの余裕がない、働く時間が限られているので、それに見合う職場がないなどです。

それに、次に入社する人は、同じ苦しみを味わうことになります。

そんなときのために、労働組合はあります。会社に労働組合がなくても、地域的な単位で活動しているところもあります。ユニオンと名前がついていることも多くなりました。新潟を中心として活動している私たちレインボーユニオンもその一つです。

ところで、いま解決したい内容は、自分のことだけでしょうか。それとも、周りの人も巻き込むものでしょうか。

労働組合は、周りの人も巻き込むもの、たとえば、会社の労働環境が悪くて、自分も一緒に働く人も苦しめられているというような問題を解決するのが得意です。なぜなら、みんなの力を集めて問題解決するからです。

労働基準監督署のような強制力はありませんし、弁護士のようにあなた個人の権利を守ることとは、ちょっとイメージが違います。

さて、労働組合に対するイメージはどうでしょうか。

ある人の話です。労働組合に対して、組合員とは別の世界にあるような、組合事務所に立ち寄りたくないような、いつもいるあの人は誰だろう、そんなイメージがあるそうです。

ですが、本来、労働組合は、組合員どうしが連絡を取り合い、知恵を出し合って活動し、問題解決する組織です。問題があったら労組に言えば解決してくれるだろう、任せておけばなんとかなる、勝手に解決してくれる、どこか他人事の世界だというのは、間違いだと思ってください。

レインボーユニオンに連絡をして、職場のトラブルを解決したいなと思う方は、ぜひ考えてみてください。私たちの労働組合では、地域で活動しているので、いろいろな職場の人たちが集まっています。働き方も、働く時間もバラバラです。その分、多様な経験が集まり、自分の知らない世界が広がっています。ブラック企業の中での常識は、非常識になります。

裏を返せば、自分の職場のことをよくわかっているのは、自分だという意味です。自分の職場をよくしたいと思っているのであれば、他の組合員が理解してくれるまで、協力を求めてみてください。そして、自分の問題を他の人に追体験してもらってください。みんなの協力あってこその活動の場であり、ここは、あなたが主体的に活動できる場所です。

決して、何が最善か簡単に答えの出るところではありませんが、いっしょに考えていくことができる場所です。

あなたの悩み、私たちといっしょに解決しませんか。

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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