シフト制でも代わりになる人がいない

いわゆるシフト制の場合、ある人は一定の時間に働くことになっていても、都合によっては変更することがあります。

それが学生バイトで、その都合というのがテスト期間だったらどうなるでしょうか。

ほとんど学生バイトです。そのため、テスト期間が重なり、シフトに入れる人が少なくなります。それでも、お店が回らないので、「誰かは入ってもらわないと」と言われ、とても大変です。どうしたらいいでしょうか。

学生生活とアルバイトの両立を

雇う側は、学生であることを知った上で雇っています。当然、学業を優先することも知っています。そうしたことから、シフト作成のときに優先的にはめていったり、その逆に、賃金が安かったりします。

それなのに、学業を優先しないことは、大問題です。

ブラックバイトの問題が表面化したとき、厚生労働省と文部科学省から学生アルバイトの労働条件の確保についての通知が出ています。適切な労働条件の確保と学業との両立が図られることの2点です。

労働組合を作ってストライキも

あくまでも通知は通知といって、無視する使用者もいます。

そのときは、アルバイトみんなで労働組合を作って交渉し、交渉が決裂したらテスト前のその時期に合わせてストライキしましょう。

労働組合はとても簡単に作れます。自分たちが労働組合を作ろうといって集まります。どこかに届ける必要はありません。そして、規約をつくり、役員を選出するだけです。

使用者に対して、団体交渉の開催を要求し、要求内容を示します。この時点で、使用者は団体交渉を受けなくてはいけなくなります。

交渉では、みんなで参加しましょう。話し合いを結果を受け入れるかどうするかは、みんなで協議しましょう。再び団体交渉することもあるでしょう。

もし、どうしても受け入れられなければ、ストライキを通告しましょう。1時間でも1日でも無期限でも、自分たちで決めましょう。

第三者の仲介が必要であれば、各都道府県に設置されている労働委員会に相談してみましょう。

手続きが難しい、そのところをクリアできないだけで頓挫しそうであれば、たとえばレインボーユニオンのように各地域で活動している労働組合に相談して、みんなで加入する方法もあります。

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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