ところで、みなさんは夏のボーナスどうなりましたか?
今年の夏のボーナスは、1万円だけでした。求人募集には約1か月分と書いてあったのに。これってしょうがないのでしょうか。
一時金って何だろう
3か月を超える期間ごとに支払われる賃金が、賞与やボーナスと言われる一時金です。こうした一時金も、私たちの生活を支える賃金であって、使用者の施しではありません。そんな意味を込めて、一時金と呼ぶことにします。
もしも、就業規則等で一時金をいついくら払うことを決めていれば、それはその通りに払ってもらわなくてはなりません。
ただ、通常はそうでないでしょう。毎月支払われる月給とは異なり、一時金の金額は融通の利くようにされていることが多いでしょう。場合によっては、ゼロという場合もあります。
なお、人事院は、今年の国家公務員の月給は昨年度の水準を維持する一方、一時金は0.15か月引き下げと勧告しています。
民間会社の中には、毎年この勧告を元にして支給しているところもあります。たまに、公務員バッシングをしているケースを見ますが、それは、一部民間会社の賃下げを引き起こし、いずれ市場全体が引き下がることとなりますので、注意しましょう。
交渉するしかない
一時金を、「賞与」と考えて、使用者のおこぼれだと思っていれば、もらった金額でそのままとなります。ですが、一時金を当てにして、家電を買ったり、車を買ったりしている人も多いでしょう。一時金は、私たちの生活費として組み込まれています。
まず、労使交渉を行いましょう。第一歩目は、労働組合を作るところです。その次に、団体交渉を申し入れることです。
働いている人はみんなに声をかけましょう。パートやアルバイトを除いてはなりません。どれぐらいを要求するのか決めましょう。
団体交渉では、会社の財務諸表を出してもらいましょう。データがあってこそ、話し合いができます。
世の中の動きも捉えましょう。コロナ禍だからこそ、賃上げが必要です。感染リスクをかかえて、いままでよりも強い緊張感を持って仕事をしているのです。
最終的な結論は、みんなで相談して決めましょう。一部の人が旗振りをして決めることはよくありません。
私たちレインボーユニオンもそうやって自分たちの手で作られた労働組合です。必ずなんとかなるので、チャレンジしてみてください。また、私たちと意見交換しましょう。
夏のボーナスどうなる
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