人手不足を反映して、こんな相談です。
家族の勤め先が異常です。朝早く出かけて、いつも夜中に帰ってきます。過労でふらふらしているようですが、「他に人がいないから」と言っています。心配なのでどうしたらいいでしょうか。
長時間労働はまず労基署へ
あまりにも長い労働時間は、過労死の危険性があります。1ヶ月100時間、2ヶ月から6ヶ月の平均で月80時間を超える時間外労働は、過労死レッドゾーンです。
「働き方改革」が叫ばれる昨今、こうした長時間過密労働は根絶しなければなりません。
まず、そのような状況にあることを家族として労働基準監督署に相談に行きましょう。本人を連れて行くことが好ましいのですが、そういう状況にないかもしれません。
労働基準監督署に相談に行くことは、そのご家族に話をしておきましょう。
「あなたに万が一のことがあったら」と説得してください。
労働時間は、自宅を出発して帰宅する時間から、およそ想像ができるでしょう。思い出してメモして持っていきましょう。
ユニオンへ
法律に違反する長時間労働は、労働基準監督署が指導してくれますが、人手を確保しない限り、問題は解決しません。
長時間過密労働を受け入れてしまっているご家族を説得して、家族と一緒にユニオンに加入しましょう。
人手が不足しているのは、労働条件が低くて入社したらしばらくして辞めてしまい、人が定着しないなどの理由があるはずです。
会社は人件費を安く上げるために、そうした事態を放置しています。一方で、生産性の低下も招いています。
事態を変えるには、ユニオンに加入して、労働者の権利を行使して交渉するほかありません。現場の声を直接会社にぶつけてみれば、会社のマイナス面を正すことができます。
家族が過労で倒れそう!家族としてできることは何か
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